旅行前にステファノから何を食べたいか?と聞かれて「典型的な北イタリア料理」をリクエストしていました。ステファノ一家が予約してくれたレストランはナヴィリオ運河沿いのレストランでした。ここは地元民や旅行者で賑わう人気のスポットです。20時過ぎに運河に到着。夏のヨーロッパは20時でも明るくてまだ夕暮れ時という感じ。
確かに老若男女が集まっていて運河沿いのテラスでチルアウトしてます。うーんいい雰囲気!この雰囲気いいねーと言うと、ステファノのお母さんが、普段はもっともっと人が溢れていて、こんなに空いていることは珍しいのよと教えてくれました。そうなんだ。これでも結構賑わってるって思ったけど。それと、今日は本当に気持ちいい気候だけど普段はもっと蒸し暑いの。だから今日はテラス席じゃなくて室内の席を予約しちゃったの。いやいや全然室内でOKですよ。運河沿いのEl Brellinというお店に入ります。
お店の人と友達のように親しげに話しかける。いやー地元民と一緒というのは気分がいいなあ。初めて来た土地なのに非常にリラックスできます。
食事もワインも、とにかく典型的な北イタリア料理でお願いしますってことでお母さんにお任せしました。
生ハムの盛り合わせから始まり、ミラノ風リゾット、ミラノ風カツレツという流れでした。リゾット・・・激旨。シンプルなチーズリゾットのようだけど、イタ飯好きにはたまらんです。ミラノ風カツレツは見た目はボリューミーで油っぽい感じなんだけど、衣がさっぱりしていて、さらっと食べられます。オリープオイルで揚げてるせいでしょうか。想像と違ったさっぱりさでこれまた凄く美味しい。
とは言えさすがにハム、リゾット、カツレツを食べたのでお腹いっぱい。・・・ときたところでお母さんがデザートはどうする??ときました。さすがイタリア人!食べますねえ。よしデザートも食べましょう。料理はみんな同じものを頼んだけど、デザートはそれぞれ好きなものを頼みました。奥さんはティラミス、僕はチョコマフィン。このティラミスの巨大なこと。フランチェスコもこれを頼んだんだけどさすがに食べれるかな・・と不安そう。お腹がはちきれそうになりながらも全員完食。どれもこれも美味しかった!しかも・・・お母さんにご馳走になってしまいました。いや・・本当、ぜひ日本に来てください。その時は必ずや世界遺産にもなった絶品の「和食」をご馳走しますので。僕たち5人とも英語が堪能といわけじゃないし、10年前にちょっとの時間を一緒に過ごしただけなのに、会話と笑いが途切れない楽しいディナーでした。本当に一期一会を大切にすべきだなあ。
食後は運河の周りをちょっと散歩。これからの旅程は?と聞かれて、ベネチアとヴェローナだよ。ヴェローナではオペラを観るんだ。と言うと、驚くステファノ。ねえねえ!彼らもオペラを見るんだって、母さんたちいつ行くんだっけ?
え?なになに?お母さんも行くわけ?
16日よ!フランチェスコと私が行くの。ステファノは観ないけど一緒にヴェローナに行くの。あなたたちも16日?
そうです!奇遇ですねえ。
そうねえ。じゃあまたヴェローナで3日後に会いましょう!
と言ってホテルまで車で送ってもらって今日は別れました。
10年ぶりに再会して、次に会うのは3日後となりました。では次はヴェローナでお会いしましょう!
今日は素晴らしいイタリア料理をごちそうさまでした!
コメントを残す コメントをキャンセル