カバーニャ要塞を出て次は第1ゲバラ邸宅へ向かいます。奥さんはゲバラの家なんか見てどーすんだ、って感じで全く興味なしとのことだけど、いやあのチェ・ゲバラですよ?せっかくすぐそこのところまで来てるんだから行こうよって押し切りました。
ここから1kmくらい離れているらしく、クラシックカーのタクシーもたくさん待ち構えていたけど、歩いて行くことに。
要塞を出てすぐに戦闘機の残骸を発見。

アメリカの戦闘機撃墜記念モニュメント

昔撃墜したアメリカの戦闘機のようです。ここまで露骨にアメリカ嫌いを表現している国はキューバか北朝鮮くらいでしょう。
芝生が綺麗な公園のようなところに撃墜された戦闘機の残骸が散らばっていて見事な違和感です。
もうしばらく歩いたところで向こうから男性が歩いてきたのでゲバラ邸宅はこっちであってるのか聞いてみた。
「あの大きなキリスト像が見えるでしょ。あの手前だよ」
ありがとー。
結局カバーニャ要塞から15分くらいでキリスト像に到着。観光客がたくさん憩ってます。

キリスト像

大きなキリスト像といえばブラジルのリオデジャネイロが有名だけど、いろんなところで見たなー。ペルーのクスコ、スペインのクエンカ。クリスチャンでもないのに、なぜか近くに寄ってみたくなっちゃうんだよなー。神の力ですかね。

大きなクルーズが停泊中

キリスト像の麓の広場でちょっと休憩して、いざゲバラ邸宅へ。キリスト像の周りにはたくさん観光客がいるのに、誰も邸宅にいかない。
もしかして今日は休みかな。

第1ゲバラ邸宅

家の手前にチケットブースなのか、守衛のためなのか小さな小屋があったけど誰もおらず。こりゃあやっぱり休みかなと思いながら建物に入るとおばちゃんが出てきました。営業中とのこと。
おばちゃんは、この邸宅は家族と住んでいたわけではなく、半分仕事場のように使われていたということだけ教えてくれて、あとは勝手に見てくれとのこと。

少女漫画風ゲバラ

館内はチェ・ゲバラをモチーフにしたアートが飾られてます。男前は絵になるねえ。客は僕たちだけ。あまり見所はないようだ・・。地球の歩き方に書いてあるものは全てカバーニャ要塞のゲバラ博物館に展示されてました。
こちらの邸宅があまり人気ないから展示が移されたのかな?
一番のハイライトは寝室。
このベッドに座ったチェとカストロが話している写真が飾られてます。

このベッドでカストロとチェが語らったそうな

ほー、それはすごい。ここでカストロとチェが・・。どことなく写真のチェが元気がないように見える。喘息療養中のチェをカストロが見舞ったんだろうか・・。それにしてはチェが帽子をかぶってるのはおかしいか。
ともあれ、二人の英雄がここでしゃべったのかと思うとなかなか感慨深いものがあります。
最後の部屋でゲバラのベレー帽を発見。あの有名な写真の時にかぶってたベレー帽かなー。そういえば昨日の革命博物館でもベレー帽が展示してあったな。まあいくつも持ってたのか。

チェのベレー帽

最後の部屋を見ている時に係りのおばちゃんが近くにきてソワソワしはじめた。なんだろなーとは思いつつ気にせず展示を見ていると、どうやら待ちきれなくなったようで
「もうこの部屋で終わりだから入場料払って」
と入場料回収に来ました。ああ、ごめんなさいまだ払ってなかったですね。
とお金を払って見学終了。
残念ながら奥さんの予感は的中。いかに英雄チェとはいえ、家をみたってしょうがなかったです(笑)
まあ、後悔はしてないけど。

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