ランチを食べてからムラーノ島観光開始。ガラス博物館を目指してぶらぶら歩きます。ブラーノ島はヴェネツィア本島と随分雰囲気が違ったけど、ムラーノ島は本島と同じような雰囲気。運河もあってヴァポレットも走っています。まずは有名なガラスのお土産屋を物色。奥さんがイヤリングを少し買って5分ほどでガラス博物館に到着。伝統的な工芸品とコンテンポラリーアートの展示の展示に分かれているようです。まずは伝統的なガラス工芸品の展示へ。ガラスの花瓶やシャンデリア・・・想像以上に美しい!
小さなブローチの作り方が丁寧に説明されているので割と真剣に見てみる。
まあ分かったような分からないような感じだけど、どうやら金太郎飴と同じ原理で作るようだ。
実はガラス工芸品なんてあまり興味なくて、まあせっかくムラーノ島に来たんだしという感覚で来たんだけど、形や色の美しさ、細かな細工にかなり感激しました。技術が発達したまさにその地で観ているせいもあったのかもしれないけど、ガラス細工は安物というイメージが変わりました。ちなみに技術が流出しないように職人はこの島に幽閉されていたようですね。昔の人がどれだけ外の世界にあこがれていたか分からないけど、こんな小さい島で一生を終えるなんてほぼ奴隷みたいなものだなあ。良い給料をもらっていたかもしれないけど、ヴェネツィア本島ならともかくこんなに小さな島だとお金の使い道も知れてたでしょうねえ。
コンテンポラリーアートのほうは古い作品よりも色は鮮やかだし、デザインも複雑でカッコイイのは間違いないんだけど、古い作品のほうが何故か感動は大きかったです。歴史が染みついてる感じで。それにしてもランチに続いて期待を超える満足感だなあ。ほんと気まぐれでムラーノ島に寄ってよかった。続いてすぐ近くのサンティ・マリア・エ・ドナート教会へ。
ガイドによればシャンデリアが有名とのことだけど、それよりもガラスでできたキリスト磔刑像が印象に残りました。
これは・・1975年の作品だそうです。小さな島の教会だけど祭壇は随分立派。やっぱりヴェネチアンガラスの全盛期は随分稼いだんでしょうね。
大体見どころはみたので港に戻ります。果たして船待ちの行列はどれほどなのか・・・と心配していたけど列はほとんどなし。さっきは観光客が本島に帰るピークの時間帯だったみたい。しかもすぐに本島行きの船が来た。慌てて乗り込む。観光シーズンは混雑で船に乗り切れずに見送ることもあるって聞いてたからラッキーかな。
行きの時に使った船乗り場(フォンダメンテ・ヌオーヴェ)に戻るのかと思いきや随分遠回りをしてる。まあとにかく本島に向かうんだから良いかと思ってたら見覚えのある鐘楼が見えてきました。おお、あれはサンマルコ広場!
フォンダメンテ・ヌオーヴェからサンマルコ広場まで歩くつもりだったからこれまたラッキー!
コメントを残す コメントをキャンセル