ステファノ一家と再会!

2007年の年末にスペイン旅行に行った時にマドリッドからミラノへ向かう飛行機でイタリア人の男の子と席が隣になりました。見慣れぬアジア人に興味津々という感じの男の子はおっかなびっくり僕たちに話しかけてきました。自分の名前が刺繍されたマフラーを指してゆっくりと「ス・テ・ファ・ノ」と自己紹介してくれました。僕らも自己紹介して、わずか1時間ちょっとのフライトだったけど、日本のアニメを書いてあげたりACミランのファンだというステファノとACミランの応援歌を歌ったりと楽しい時間を過ごしました。
ミラノに着くと離れたところに座っていたご両親とステファノのお兄さんがやってきて、ステファノの面倒を見てくれてありがとうというような感じでお礼を言われて、お父さんの名刺をいただきました。その後1年に1回くらいメールのやり取りが続いていて、ついに10年経った今年ミラノに行くことになったので、会うことになりました。
当時9歳だったステファノは19歳!もちろんお互いの写真はやり取りしているので顔は分かってるけど、あの可愛らしい男の子とは全然違ってるんだろうなあ。
僕たちが泊まっているヒルトンホテルのロビーで18時に待ち合わせ。一緒に晩御飯を食べることになっていたので、15分くらい前に部屋に戻ってちょっと正装。レストランはステファノに任せていたからある程度良いレストランでも恥ずかしくないようにしました。時間になってエレベーターで降りると、ロビーのソファから跳ねるように立ち上がった男の子が見えました。遠くて顔は見えなかったけどすぐにステファノと分かりました。おおー!!なんだこの感覚は。
10年も前にたった1時間ちょっと席が隣だっただけなのに、旧友に再会した感覚。お母さんは全く変わりない。お兄さんもステファノ同様一人前のイタリア男になってました。二人ともがっつり髭を蓄えてます。
「いやー久しぶりだね。すっかり変わったなあ。誰だよ君?笑」
って感じで再会を喜ぶ。あれ?お父さんがいない。今日は仕事で来れなかったの?
「実は去年、急に亡くなったんだ・・」
そうですか・・。ガンですか?いやそうじゃなくてXXX。んーなんの病気かさっぱりわからないけど、胸のあたりを指していたので何か喉か肺に関する病気のようで、急のことだったらしい。
お母さんはこれも人生だから仕方ないと仰ってました。お父さんにも会いたかったけど仕方ない。10年前に実にいい人たちと出会えたんだなあとしみじみ。
予約しているレストランは20時からなのでちょっとこの辺を案内するよと言ってくれて、ホテル近くの近代的なショッピングエリアを紹介してくれました。ガエ・アウレンティという有名な建築家が設計した広場だそうです。ナイキショップがあったので覗いてみました。イタリアではどのスニーカーが人気?
んーナイキ、アディダス、プーマだね。
そうか日本と変わらないなあ。ディアドラ(イタリアのブランド)は?
やっぱりちょっと落ちると思う。
そっか、何かスポーツしてるの?
前ちょっとジムに通ってたけど退屈だからやめちゃった。
なんて感じで一人前の大人になってからしゃべるのは初めてなのに全く違和感ない。メールのやり取りでも通じるものがあったんだろうなあ。広場から戻ってホテルの前に止めていたステファノ一家の車でミラノの街を回りながらレストランの方に向かうことになりました。

スフォルツァ城

飛行機の遅延で思ったようにミラノ観光できなかったことを伝えるとスフォルツァ城の前を通ってくれて、サンシーロスタジアムまで行ってくれることに。普段のミラノは夕方は渋滞が酷いらしいけどいわゆるお盆休みみたいな感じで今日は随分道が空いてるらしい。途中でステファノがついこないだ卒業した高校も通りました。ミラノで一番歴史がある高校らしい。お母さんが誇らしげに紹介するとステファノが照れくさそうに、いやもういいよ・・ってはにかんでました。ちょっと微笑ましい。15分くらい走ってサンシーロ到着。イカルディ(インテルの選手)がこの辺に住んでるんだと教えてくれました。

サン・シーロスタジアム!

やっぱり中に入って試合を見てなんぼという思いはあるもののサン・シーロスタジアムは非常に独特なデザインなのでなかなかの感動。ぐるぐる渦巻きのような柱はスロープになっていて観客はこれを登ってスタンドに入るんだそうな。階段じゃなくて坂道なのがいいけどかなり長いから登るのが大変なんだって教えてくれました。
ちなみにステファノとお兄さんのフランチェスコはミラニスタ、お母さんはインテリスタ。お母さん曰く長友はすごくいい選手。だってずっと長くいてくれるものだって(笑)。いい選手だからじゃなくて長くいてくれるからなんだそうな。このお母さん、非常に可愛らしいというか天然なところがあって、面白くて優しい感じ。ちなみにモウリーニョは数々の栄光をインテルにもたらしたけど、去って行ってしまったから嫌いとのことです。基準がはっきりしていていいですね(笑)

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