デザートドライブから戻って、レストランで朝食を食べてからウトウト一眠り。
ほとんど体を動かしてないのに食べっ放しです。
しかも僕はリブアイステーキ+ベイクドポテトの重量級ランチ。
奥さんはサラダ+グリルサーモンとビシソワーズスープ(白トリュフ入り)
デザートはレモンシャーベット。
午後は部屋で絵を描いたり、メインプールで遊んだりフロントのデッキで砂漠を見たりしてのんびり・・・。
デッキでのんびりは最高なんだけど、何しろめちゃくちゃ暑いので10分くらいが限界です。

気持ち良さそうに見えるけど酷暑です

そうこうしている内に、夕方のアクティビティのお時間です。今朝と同じく何故かカートがやって来ないので歩いてフロントへ。
集合場所に行くと何故か誰もいない。・・まさか今日のアクティビティ参加者は僕等だけなんだろうか??
そんなわけないよなと思いながらもしばらく待つ。
・・・が、やっぱり誰も来ないからスタッフに聞いてみると
「え?もう出発したよ」
は?まだ時間前だけど?
「いや時間変更になったんだよ。連絡無かった?」
ないよ!しかも頼んだカートも来てないよ!なんだそれ。というか、まず謝りなさいよ。送迎タクシーの手配ミスでもそうだったけど、ここのスタッフは謝ることを知らない。
途方に暮れるスタッフ。いや途方に暮れたいのはこっちなんだけど。
うーんどうしよう。昨日体験したラクダトレッキングをもう1回やろうかな・・変更出来るのか知らないけど。
ソファに座って考えていると、さっきの男性スタッフがやって来て今からレンジャーの車をもう1台手配するとのこと。
ああ、良かった・・と思ったのも束の間。
かなり不機嫌そうな、スキンヘッドの鬼軍曹みたいなレンジャーがやってきた。
笑顔も挨拶も無く、あごでしゃくるように車に乗るように言われました。・・おそらく休憩中だったのに急遽かり出されたんでしょう。
「変更の連絡は無かったのか?」
「無かった」
「チッ」
かなり険悪な雰囲気。なんなんだろこのアクティビティ。ちっとも娯楽じゃない。
ともあれ鬼軍曹は車を走らせます。
すると急に車を止めました。
「リザード(トカゲ)がいる。見えるか?」
・・・見えない。というと降りて目標物に近づいていきました。
するとトカゲがもの凄い勢いでこちらに走ってきた!4,50センチくらいの大きさでかなりすばしっこい。あっという間に巣穴に潜ってしまいました。

なんとか上半身だけフレームに入りました。

おー、いきなり面白もの見たな。鬼軍曹は機嫌が悪いけど結構楽しいかも。
・・と思ったのですが、これがハイライトでした。他に見られた動物は敷地でもよく見るアルマハとかガゼルとかでっかいフクロウくらい。
その他にはデーツの木とかかな・・。終始不機嫌な鬼軍曹が終盤に興奮し始めました。
なにやら砂嵐が近づいているらしい。
「向こうを見ろ暗くなってるだろサンドストームがくるぞ」
「ああそうサンドストーム・・・(どうでもいい)」
「いやサンドストームじゃないサンドストームだ」
・・・は?いやだからサンドストームでしょ?
どうやら鬼軍曹は僕がサンダーストーム(暴風雨)って発音していると思ってるらしい。
ハイハイ分かった。はっきりSANDって発音しよう
「SAND STORMだね」
「いや違うサンドストームだ」
・・・もうイイよバカ。こっちはサンドストームって言ってるんじゃボケ。
もう何も言う気がなくなったところで、ツアー終了。1時間の予定がものの30分で終了。ふざけんなよ。
僕等が帰ってきてしばらくしてから僕等よりも先に出発した人達がフロントに帰ってきました。
気分が悪くなったところへ、鬼軍曹の予報が的中し、もの凄い砂嵐がやって来ました。
砂嵐が過ぎ去るまでフロントを出られない。この分だと今晩お願いしていたピクニックディナー(砂漠で食べるディナー)は無理かな・・。
と思ってたところへ、今朝デザートサファリに連れて行ってくれたレンジャーがやって来て、今日のピクニックディナーは砂嵐で中止になったと満面の笑みで教えてくれました。
やれやれ。こっちはめちゃくちゃがっかりしてるのにそんなに嬉しそうに伝えないでよ。
「こんなに凄い砂嵐を見られるなんてラッキーだよ」
・・・頼むから黙ってくれ(笑)

サンドストーム 発音注意(笑)
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