昨日の観光の疲れがまだ足に残っていたけど、今日も目一杯探索するぞ!ということで、午前中は28番の市電に乗って、泥棒市という名の蚤の市に行きました。デンマークの時もけっこう良いものが売っていたので期待していたんだけど、ちょっと期待外れ。
規模はけっこう大きくて代々木公園のフリーマーケットくらいだったけど、売っているものはゴミ寸前のようなものばかりで、コンセントプラグとかどこかの古いカギとかボロボロの古着とかでした。途中で若者が近づいてきて、袋を見せて「これ買わない?」ときたので覗き込むと、ポルトガルのテレビゲームらしきものが入っていました。どう考えてもあれは壊れてるな。とはいえ、多くのお店の中にはプロがやっているお店もあって、僕達はそこで焼き物のお土産を買いました。

発見のモニュメント

これで会社のお土産はOKだ。さすがに1週間も休むとなると気を遣うのです。泥棒市場のあとは15番の市電で30分程揺られて、BELEM地区へ。世界遺産のベレンの塔やジェロニモス修道院、発見のモニュメントに行きました。発見のモニュメントによると日本は1541年に発見されたとのことです。
ベレン地区は見どころが点在しているんだけど、それぞれが微妙に遠い距離で旅行者には移動が結構きつい。ちなみにパスティス・デ・ナタというお菓子(いわゆるエッグタルト)はポルトガルが発祥の地で、BELEMにはこのナタで有名なお店があります。なんと創業1837年。BELEMではこのお店が一番楽しかったな。BELEM地区を歩き回って、へとへとになった後は市電と地下鉄を乗り継いでANJOSという駅へ。ここにはルイ・コスタが経営するレストランがあるのです。おおざっぱな地図しか持っていなかったので、地元の人に道を聞くと一生懸命に坂道を避けた近いルートを考えてくれて丁寧に教えてくれました。
・・しかし残念ながら、ずーっとポルトガル語で何を言っているのか全然分からない。なにやら僕らの地図に書き込んでくれたんだけど、何を書いたのか、どうしたらいいのかも分からない。たぶん「CLUBE DO FRANGO(レストランの名前)はどこですか?」とポルトガル語で書いてくれて、迷ったら近くの人に見せろということだったんだと思う。この日以外にもポルトガルで滞在している間に何回か地元の人に道を聞いたけど、みんなホントに丁寧にしっかり教えてくれる。でも全てポルトガル語で英語は全くナシ。こちらがポルトガル語が分からないと言ってもおかまいナシ(笑)。申し訳ないんだけど、結局自力で探すことになって、一度も役に立ちませんでした(苦笑)。
ただ、必ず言われるのが「坂道を登って下れ」あるいは「下ってから登れ」というゼスチャーで、如何にポルトガルが坂道が多いのか思い知らされました。

リスボンの夕暮れ:PRICELESS

ともあれ10分程歩くと、思っていた程迷わずにお店を発見。到着したのが18時頃でまだオープンしていない雰囲気だったけど、中に入れてくれました。店の中にはルイコスタが交換した世界中の名サッカー選手のユニホームが飾られていました。あと驚いたことにお店に日本語のメニューが用意されていました。僕達が食事している間に4組の団体がレストランに来ましたが、その内2組が日本人。僕らも合わせると実にお店の6割が日本人でした。そりゃ、日本語メニューくらい作るわな。
夕食の後はホテルに一度帰って、ホテルの前のカフェでゆっくり過ごしました。このカフェはどうやらリスボンの隠れたおしゃれスポットらしく、静かな雰囲気なんだけど、若者がいっぱい来ていました。カフェからのリスボンの街の眺めはまさにPRICELESS!ベレンの世界遺産よりも感動しました。ちなみにオーナーの趣味か分からないけど、「アキラ」のイラストがお店に飾ってあって、メニューも「カネダプレート」とか「テツオプレート」なんて名前がついていました。とはいえ、日本人割り引きは特になし・・・あたりまえか。

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