ロシアワールドカップ旅行最終日。お昼過ぎまで観光をして空港に向かいます。
朝起きると携帯にロシア語でメッセージ。グーグル翻訳で翻訳してみると、今日は嵐になるとか。
んー今日までお天気に恵まれてきたけど、最終日は嵐か・・。
朝食を食べて、ホテルを出るときにフロントにこの携帯のメッセージを見せて、今日は嵐になるの?って聞いてみました。
「んー多分ならないわよ。その可能性があるって書いてあるだけ」
むむ。ではなぜ嵐にならないと思うのか根拠がよく分からなかったけど、嵐にならないに越したことはない。この女性を信じましょう。
嵐が来ないことを願って観光に出発。今日は赤の広場にあるレーニン廟を参拝します。かの有名なレーニンはその遺体が腐らないような加工を施されて、赤の広場の片隅に埋葬されています。
そして、なんとその遺体はガラスの棺に入れられて一般人に公開されているのです。趣味がいいとは言えないけど興味があります。こういうのもダークツーリズムっていうのかな。
観光客にとても人気があるので開館の30分前の9時半に到着。すでに長蛇の列だけども、僕らが並び始めた後も次から次へと人がやってきて10時には僕らが来た時の3倍くらいの人が並んでいました。
僕たちは10時半頃にようやく入れました。厳重なセキュリティチェックを受けて敷地に入ります。
敷地にはレーニン以外にもロシアの偉人と思われる人たちのお墓があります。
スターリンのお墓もあります。ロシアに来るまではスターリンは今も英雄なのかと思ってたら、大規模な粛清を行なったということもあってあまり慕われてないようです。スターリングラードという地名もヴォルゴグラードに変わってしまったし。
スターリンも亡くなった当初は遺体に防腐加工が施されレーニンの遺体と並んで公開されていたそうです。でもその後スターリンに対する批判が強くなり普通に埋葬されたそうな。
なんとなく・・そっちの方がスターリンにとっては良かったんじゃないかと思いますが。
いよいよレーニン廟に入ります。
入口を入って少し階段を下ります。ひんやりしてる。兵士が見張っていて観光客が少しでも話すと
「シーッ」
と静粛にするように諭します。緊張感のある雰囲気のなかレーニンが横たわっていました。
スーツを着て気をつけのような姿勢で今にも起きだしそうな雰囲気です。
これが100年近くも前に亡くなった人なのか・・・。
エカテリンブルクやヴォルゴグラードで見た銅像とそっくり。よくできた銅像だったんだなあ。
偉人とはいえ遺体を眺めるというのは決して楽しいものではないですね。ロシア国内でもレーニンを普通に埋葬すべきだという意見もあるそうです。
すごいもんを見ました。
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