ランゲのトレイゾという村にある有名なレストラン。トリノに来たばかりの頃に会社の社長から素晴らしいレストランだとおすすめされて気になっていたのだけど、予約困難でずっとこれてなかった。

シーズンオフということもあってトリノ生活残すところ僅かなタイミングで予約が取れたのでようやく行けました。

1月のランゲ旅行の時にも少し立ち寄ったトレイゾ。今日もランゲは雨・・。これでランゲ訪問5日連続曇りor雨。多分今日が最後のランゲになるから晴れて欲しかったなあ。

雨が鬱陶しくて外観全体は撮れず
ランゲの素晴らしい景色をみながら

席に通してくれたスタッフの方に日本語で「日本人の方ですか?」と尋ねられた。まさかの展開に驚く。日本人のTさんはソムリエとしてここで7年ほど働いていらっしゃるのだそうな。

最初は2,3年で日本に戻るつもりだったけどランゲとこのお店が素晴らしすぎてあっという間に7年が過ぎたのだそうです。

今日はあいにくの雨だけど、こういうしっとりと落ち着いた雰囲気が好きだと仰ってくれました。まあ我々を少し慰めてくれたのかもしれません。

さてワイン選び。ワインリストから選びますがお値段が文字通り桁違い。

僕の基準では100ユーロを超えると高いワインであるところ、1000ユーロ以上のワインがゴロゴロしています。

GAJAの高いワインがずらり

Tさんに「どうされますか?」と聞かれた際に率直に予算レンジを伝えてBarbarescoの中でオススメを探してもらった。

ついこないだ訪れたNeiveのワイン。ワイナリーにも実際に訪れて生産者の方を知っているのだそうな。そうやってワイナリーを直に訪れることができるのもここで働く魅力だそうです。

ソムリエとしてこれ以上の労働条件ってなかなか無いですよねえ。

こちらのワインにしました

お料理は「シェフの驚きコース」と「ピエモンテ料理」コースがあって驚きコースを選びました。結果的にピエモンテコースを選べば良かったと後悔してます。

ピエモンテの料理は今までたくさん食べてきたから避けてしまったけど、こういう素晴らしいレストランのピエモンテ料理をトリノから去る前に味わうべきだった・・・。

アミューズ

なかなか理解できない重層的な味の料理が多いのだけど全般的に味が濃いような感じがしました。

よってもって実は料理は大満足という感じではなく、La Madernassa、Condividere、San Tommaso10の方が好みでした。

カラマリ
牛の髄液?とマグロ
Carne Crudaだけど・・シンプルなほうが好き
トリッパ

あと料理の量が多すぎる。3時間以上かけてゆっくり食べたけど残念なことにコーヒーのPasticciniはお腹いっぱいすぎて食べられませんでした。極めて残念。

これディナーだったら翌朝までお腹いっぱいで寝られませんよ。

Tさん曰くイタリア人でも食べきれない人が多いのだとか。

・・・それならもう少し一皿あたりの量を減らしてはどうかと・・。

全部食べられなかった・・・

さて、このレストランの魅力は料理だけではありません。所蔵しているワインの質と量が半端では無い。

ここを訪れた知人は皆Cantinaは必見と言うので楽しみにしていた。

Tさんが食後に案内してくれました。

イタリアでは2番目のワイン所蔵量で65000本以上、価値にして20億円相当以上だそうです。ちなみに1位はトスカーナのEnoteca Pinchiorri。

ただこちらは大手資本が入っており、コロナで経営が苦しかった時に所有ワインを結構手放してしまったのだそうです。

Tさんがこのお店を離れられなくなった理由の一つはここ以上にワインが豊富なレストランが無いということ。ワイン界のプレミアリーグみたいなもんだからここで働けている以上は他に移る理由がないのですよね。

膨大なワインの量
金庫のような奥の部屋はさらに温度が厳密に管理されるエリア
天井までびっしり

SASSICAIA(トスカーナの高級ワイン)もゴロゴロあって、わーわー騒いでいたらこちらのワインの方が当店ではさらに高いワインですよと「Masseto」というワインを教えてくれた。

こちらもトスカーナのワインだそうです。まあここまで来ると希少性が値段に含まれてくるので単純に味の問題ではないと思います。

でもこういう世界を垣間見れたのは本当に良かった。

もう一度Tornaventoに戻って来られるならその時はピエモンテ料理コースを堪能しよう!

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