サン-ジャン-カップ-フェラの半島を散歩している時に「ロスチャイルド邸」の案内表示を発見。おーこんなところにロスチャイルドの家があるんだなあと調べてみるとなんと一般公開されているらしい。
これは行くしかないってことでランチを食べた後車で向かった。入り口前の細い道が駐車場になっていて、入り口に係員がいて、「多分スペースがあるから行ってみて」とのこと。
駐車している車の脇をすり抜けるようにして登っていくと運悪く向こうから車が下りてきた。仕方ないのでバックで入り口まで戻る。ギリギリですれ違ってもう一度上までチャレンジ。少なくとも今の人が出てきた分のスペースはあるだろう。でもまた違う車が下りてきて戻らされたらどうしようと言う不安を抱えながら上っていくと、今度は無事空きスペースまで辿り着くことができた。
コート・ダジュール的にはシーズンオフなのにたくさん車が止まってるのでやっぱり人気の観光地なんだな。
入り口でチケット購入。17ユーロ。ちょっと高すぎないか。もう十分儲けたでしょう・・。一般公開するならもうちょっとお安くしていただけませんかね・・・。
まあもちろんここまできて止めるわけもなく入場。
ピンク色の壁の邸宅でした。でもこのピンク色はオリジナルの色ではなくオリジナルは黄土色だったらしい。現在オリジナルの色に戻す修復のための裁判中だとか(誰と誰が争っているのかは謎)。

17ユーロの入場料は高っ!と思ったのだけど、音声ガイドつきでしかもありがたいことに日本語も対応しているので歴史をしっかり知ることができて17ユーロに値する内容。
この邸宅はロスチャイルド邸と案内されているけれど、正式にはVilla Ephrussi de Rothschildということでエフルッシに嫁いだロスチャイルドの邸宅という意味です。エフルッシというのはロシアの富豪でロスチャイルド家の政略結婚でエフルッシと結婚したベアトリスの家だったそうです。




この土地はベルギーだかオランダだかの皇室も狙っていた土地らしく、それを聞いたロスチャイルド家が急いで彼らに先んじて買ったそうです。半島の真ん中にあるのでこの家を船に見立てて地中海に航海する船のようなデザインにしたと。
いやーもうお金持ちのやることはスケールは違いますねえ。それにしてもロスチャイルドの家を訪問できるとは良い経験でした。
軽く立ち寄るつもりだったけどじっくり2時間半も滞在してしまいました。今日の午後はエズの村に行きたかったけど間に合うかな?

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