今日は首都リュブリャナを出てブレッド湖へ向かう。その途中で同僚のアルベルトに勧められたヴェリカ・プラニナという高原に寄ってちょっとハイキングをする。

朝、ホテルで朝食を食べていると蜂が蜂蜜に群がってきた。元々はあなたたちの労働の結果だから群がる権利がありますな・・。スロベニアは養蜂が盛んなそうなのだけど、街中でもミツバチが多い。他の国だったらハエが群がってくるようなシチュエーションでミツバチがやってくることが多かったです。

ミツバチが蜂蜜に集まってきた

朝食後ホテルをチェックアウトしてヴェリカ・プラニナへ。1時間ほどドライブして到着。スロベニアは大きな国ではない上、首都のリュブリャナは国の真ん中に位置しているのでちょっと車を走らせれば色々な観光地にアクセスできます。ただ道が限られているので渋滞が多い印象(夏休み真っ只中ということも影響しているはずだけど)。

駐車場からロープウェイで高原へ向かいます。

ロープウェイで高原へ向かう

ロープウェイから途中でスキーのリフトに乗り換え。

リフトから見下ろす牛

リフトの終点まで登ってハイキング開始。この高原の目玉は牛飼いの村。まずはそこを目指して歩く。

ドロミティのセチェダっぽい?

30分ほどであっさり村到着。

集落発見!

今も何軒かは牛飼いが使っているようだけど、観光客の宿泊向けだったり、食堂になっていたりする。

村の1軒が博物館になっていて、案内によると目立つ建物だからすぐに分かるとのことだったけど、どれも同じようで全然わからない。村の中は微妙に勾配があってちょっと先に行くにも結構疲れる。

あっちへうろうろ、こっちへうろうろしている内にようやく博物館発見。

こちらが博物館です

英語を話せるガイドが駐在していてこの小屋の中で昔の牛飼いの暮らしを説明してくれます。

小屋の中
見張用の椅子。居眠り防止のためあえてバランスをとりにくくしてます。
それぞれの牛ごとに個別のお皿が割り当てられました

牛飼いの一家は年中この村に住んでいたわけではなく、山の麓の村に住んでいて一家で出来が悪い、あるいは反抗的な息子(あるいは娘も?)を夏の間この村に送り込んで牛の世話をさせたのだそうです。

それぞれの牛ごとに割り当てられた餌のお皿があって、牛の餌の食べ具合によって健康状態をチェックしたんだとか。

チーズにはそれぞれの家の刻印がなされました。ブランディングですね。

博物館の前の小屋で昔ながらの製法でチーズを作っていたので一つチーズを購入。一つ8ユーロで結構高い。軽食休憩できる別の小屋でケーキと一緒に食べた。

ではチーズ実食!

チーズは見た目よりもずっしりと重みがあって、結構しょっぱい。プリミティブな感じで観光的には良い経験になったけど日常的に食べたい!と思える味ではなかったかな。

VELIKA PLANINAの牛飼いの村

村には教会もあってとても絵になる。元々の教会はスロベニアの著名な建築家プレチニックがデザインしたのだけど、第二次大戦でドイツ軍に破壊されたのだとか。再建された今の境界が当時と同じデザインなのかは不明。

まだ時間もあるのでもう少し先の方までハイキングすることにした。昔ながらの木組みの小屋と綺麗な芝生、遠くにアルプス。素晴らしい絶景を眺めながらのんびり歩く。

ぐるっとループになるコースです。

牛、芝生、村、アルプス!

アップダウンもそんなになくて楽・・・と思いきや最後の方はかなり長い登り坂となった。知らない内にかなり下がっていたみたい。

水も尽きてちょっと不安になったけど無事村に戻って給水(村には給水場がいくつかあります)。

リフト乗り場近くまでも戻って、ホットドックのランチ。

ジャンクなランチだけど、絶景を見ながらのランチなのでとても健康的に感じました。

若干ジャンクな感じですが・・
この眺めなので最高のランチ!
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