ヴェローナを出て40分ほどでマントヴァに到着。マントヴァへの到着の仕方が実にドラマチックでした。

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湖にかかる橋の向こうにマントヴァ

ビデオを撮り始めるのが遅かったのだけど、湖にかかる橋に差し掛かるとその先にマントヴァの街が見えます。湖の向こうから街がどんどん近づいて行く様がとてもドラマチックでした。

マントヴァの宿はGRAND HOTEL SAN LORENZOという中心地のホテル。駐車場があるのが決めてだったのだけど、ガレージに着いたらそこで電話をしてホテルの人が来るのを待たなきゃいけない。

まあ2,3分で来てくれるのでヴェローナのB&Bと比べれば遥かに使いやすかったのだけど。

ホテルは街中のZTLエリアにあるのでチェックインの時にナンバープレートの番号を伝えて罰金がかからないように手続きしてくれました。

部屋からの眺め。とても良し

チェックインして早速街の散策へ。

ホテル前の教会Palazzo della Ragione
PALAZZO DUCALEは明日来ます

町外れにあるPALAZZO TEというお屋敷が見どころのようなのでバスで向かう。インフォメーションセンターでもらった地図に書いてある無料バス乗り場で待っているのだけど、一向にそれらしいバスが来ない。

普通の路線バスが来たので運転手に聞いてみると、どうやらバス停はここじゃないらしい。運転手さんは最初はどうにか説明しようと頑張ったのだけど、説明するのが面倒だったらしく「このバスがそこを通るから乗りなさい」ということになった。

タダで良いみたい。ありがとう!

結局バス停は地図に書いてあるところと全然違うところだった。まあもうイタリアに3年住んでいるので全く驚きません。計画とか案内の類は目安でしかないのです。その目安を頼りにディティールをその場の雰囲気で詰めて行くのがイタリア式笑

ということでテ宮殿到着。テ宮殿の「テ」というのは当時の地名が「Teieto(テイエト)」で、それを略してテになったんだそうな。

いや略しすぎだろと思うのだけど。パルテノン神殿をパ神殿、とかって呼ぶようなもんですよね?

パラッツォ テ

この宮殿はラファエロの弟子のジュリオ・ロマーノという人が手掛けたのだそうですが、来月から始まるピカソ展の展示準備で3分の1くらい見られなかった(それでも特に割引無し)。

それでも見どころある部屋をいくつか見られた。

中でもすごかったのが巨人の間。

教会のドームのようは部屋で壁と天井が続いていてそこにびっしり人が描かれてます。

こりゃあ凄いと思って何枚か写真を撮ったのだけど、その時の感動が全く伝わらないというか、写真だと何がどうなってるのか構造がわかりにくい。

これは多分ドーム部分です
巨人たちが瓦礫に押し潰されちゃってます

宮殿のカフェで一服して、ホテルに戻るとパリオリンピックの柔道団体決勝の時間だった。ホテルのテレビはSKYが映るってことでテレビで見ようとしたら何やら不具合で映らない!携帯の小さい画面(今月までSKYの契約が残ってたので見れた)で見ながらもホテルの係の人に来てもらい、並行して直してもらう。

テレビの設定なんてすぐ直るだろうと思っていたら、なにやら本部に連絡しなきゃいけないらしく、ややこしいことになった。

係員が老眼鏡を忘れたと言って戻って行ってしまった。

テレビが直らない一方で試合はどんどん進む。係員が老眼鏡を持ってきたけどやっぱり直らない。本部もさらにどこかに連絡を取らなきゃいけないらしい。

そうこうしている間に斉藤がリネールに負けて日本はフランスに負けてしまった。

やれやれとスマホを切ると、係員が満面の笑みで「直ったよ!」ほら!と、ガッツポーズのフランスチームを大きなテレビ画面に映し出してくれた。

いやもう全然遅いのよ笑 そして今はそれ全く見たくないのよね笑

気を取り直して屋上のバーへ。宿泊客はウェルカムドリンク一杯無料ってことで白ワインを飲んだ。

見晴らしの良い屋上バー

夜は近所のトラットリア。あまり美味しくなかったので名前は書きません。ハウスワインがとんでもなく不味くてちょっとだけ飲んでほぼ全部残した。

それでも会計時は一応「とてもおいしかったです」と言って、ワインをがっつり残してるのを見られる前にそそくさと店を出ました。

マントヴァ名物Tortelli di Zucca(かぼちゃが中に詰まってます)

夕食を食べてもまだ明るかったので、橋を渡って湖の対岸から街を眺めた。

左がLAGO INFERIORE、右がLAGO DI MEZZO

対岸から街中は無料バスが出ていたのでそれで街に戻りました。

人気のジェラテリアがあったのでそこでジェラートを食べたけどもそこもイマイチだった。ピエモンテの同僚は「ロンバルディアは飯が美味くない」とよく言うけど、本当にそうなのかもしれない・・・。

夏の夜は長い
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