今日はベルンから電車とバスを乗り継いでエンメンタールということころのチーズ村を観光。
スイスの鉄道は定刻運行で定評があるそうですが、それを実現している要素の一つが時計。全ての駅の時計を同期させるために秒針を58.5秒で一周させ、12時のところで1.5秒止めて、また動き出すという仕組み。
1.5秒の停止時間のところで多少遅れたり進んだりしている時計が完全に同期するように調整しているのだそうです。
電車を40分くらい乗ってHasle-Rüegsauという駅へ。ここからバスでAffoltern im Emmentalという村へ向かいます。バスの本数が少なく次のバスまで時間があったので駅前のパン屋で朝食をいただく。
食べ終わってしばらくしてバスの時間になったので駅前に。電車と同様時刻表通りにバスが来て20分くらい乗ってAffoltern im Emmentalに到着。
まずビジターセンターで博物館のチケットを購入。博物館以外に何があるのか聞いたところチーズ作り体験ができるそうなのでそちらもチケット購入。奥さんはあまり興味ないみたい。僕もどうしてもチーズを作りたいわけじゃないけど、チーズが有名なスイスでチーズ作り体験というのは面白そうというミーハー心だけです。
博物館はエンメンタールのチーズ作りの歴史やチーズの製法についてネズミのキャラクターが順を追って説明してくれます。
エンメンタールのチーズというのは、トムとジェリーのアニメに出てくるような穴あきチーズです。クセもなく日本人でも食べやすいチーズ。
その穴はチーズの熟成過程で生じた炭酸ガスによって作られるんだそうです。まあそういうようなことを説明してくれて、最後はチーズを作っている工場、チーズを保管している棚を見て、試食ができます。好きなだけ食べていいと言われたけど案外そんなにたくさん食べられなかった。
博物館見学を終えて、チーズ作りたい体験までまだまだ時間があったのでチーズ村とその周辺を散歩。
天気がいいとここからアルプスも見えるらしいが、今日はあいにくの空模様で見えない。
レストランでチーズ料理を食べるのが観光客としての当然の振る舞いなのだろうけど、昨晩チーズフォンデュをたらふく食べたし、さっきのエンメンタールチーズの試食でもうチーズは十分なので、ビジターセンターの隣のパン屋でパンとヨーグルトを買って食べる。ミルクパンかな?チーズの名産地だけあってミルクパンも美味い。
どうでも良いが結構寒い。6月とは思えない。スイスの6月がいつもこんなに寒いのか曇っているせいなのかわからないけどもう少し夏休み的な週末を期待してたのに、がっつりアウトドアジャケットを着てます。それでも寒いので無料貸し出しのブランケットを膝にかけてベンチで食べる。
ビジターセンターに戻るとチーズ工場が稼働していた。かの有名なエンメンタールチーズをここで一手に作っているにしては小さい設備のように思えるけど、ここの工場は観光客向けのパフォーマンスなんだろうか?
そうこうしているうちにようやくチーズ作り体験の開始時間。全員で15人程度の参加。
講師はおじいちゃん。覚悟はしていたけど全編一切妥協のないドイツ語レクチャー苦笑。当然全く分かりません。気持ちいいくらい全く。
イタリア語であればまだ何について語ってるかくらいは分かる。でもドイツ語はもちろん全然ダメ。かき混ぜるとか、濾過させるとか作業は見ていればなんとなく分けるけど、それがどんな意味があるのかは全くわからない。
試しにグーグル翻訳を使ってみたけどそれでも全然ダメ。結果は以下の通りです苦笑
チーズの原液を濾過した液体をみんなで飲む。ヨーグルトみたいな酸味。とりわけおいしくはないけど体には良さそうだ。
チーズが固まるまで1時間かかるので、1時間後にまた戻って来てチーズをピックアップするように言われて(他のお客さんが訳してくれた)チーズ作り体験終了。チーズ作りを体験したとは言い難いイベントだったけど・・・。
ということでまた待ち時間になったのでチーズ村周辺の牛を眺めて時間を潰す。次のバスの時間を調べたらチーズ完成時間の少し前だったので、45分後くらいに戻って早めにピックアップさせてもらった。
見た目に反して結構重い。明日の朝食に食べるとしよう。
またバスと電車を乗り継いでベルンに帰りました。ベルンについて一旦ホテルに戻ってからクマ公園近くのブラッセリーで晩御飯。
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