2年前に偶然知ったOPEN HOUSEというイベント。6月の土日の2日間にトリノにある邸宅や事務所が一般に公開されるとても楽しいイベント。
年に一度なので待ち遠しいのだけど、去年は両親がイタリアに遊びに来たので残念ながら不参加。ということで2年越しのOPEN HOUSE!
事前にマップを仕入れて朝から夕方までどのルートで回るかを綿密に計画しました。
まず朝一はPiazza CLNに面した事務所。開場時間の30分前に行くと既に5,6人の人が待ってた。さすが・・人気イベントなんだなあ。
結婚式とかを企画する会社の事務所だそうで、素晴らしいのはこのテラス。VIA ROMAやサンカルロ広場を見下ろせます。いやー、こんなところで働いてみたいもんですなあ。
次はエジプトミュージアムのすぐ近くにある邸宅。信じられないくらい豪華。しかもこんな街中に。
うっとりしてしまう・・。そして驚いたことにこのお部屋をデザインした方が橋本しのぶさんという日本人の方で、日本語で説明していただけました。磯崎事務所がトリノオリンピックのいくつかのベニューを建築した時のメンバーだったそうで、そのままトリノに住むことにしたのだとか。
世界で通用する専門性ってすごいなあ・・・。
次はGalleria San Federicoにある会計事務所。ガレリアの屋根を上から眺められるということで珍しいので行ってみた。事務所内は撮影禁止なのだけど、威厳がある木の机が印象的でした。
次はピアッツァカステッロ近くのアパート。日差しが入りにくいからできるだけ光を入れられるように工夫したとのことです。
ちょうどPoormangerがオープンしたばかりで混んで無かったのでさくっと昼ごはん。手軽で美味しくてこういう手早くパパッと食べたい時に助かります。
昼ごはんを食べてPalazzo Biandrate。Reale Mutuaが入っているパラッツォで以前ちょっとだけ見せてもらったことがある。
博物館なんだか事務所なんだかわからないけどさすがはREALE MUTUA..
続いておしゃれな邸宅に並んだのだけど、その次のお目当てだった「チョコレートとビールをめぐるウォーキングツアー」の時間が迫ってきてしまったのでギリギリで断念して列を離脱。
San Donato地区というのはGianduiottoをつくったCaffarelの工場があったそうで、トリノのチョコ文化を語るには欠かせない場所らしい。
ところが・・・基本的に見て回るのは「跡地」で、ひたすらボランティアガイドの歴史的な説明を聞くのみ。もちろんイタリア語なのでさっぱりわからない。綺麗な邸宅とか長めの良いテラスとかは説明がなくても楽しめるけどこれはきつい・・・。さっきの邸宅の列から外れなければ良かった・・。
ということで途中でツアー離脱。Corso Franciaにあるアール・ヌーヴォー様式のお屋敷へ。今は何か医療機器協会か何かの事務所になってる。ちなみにイタリアではアール・ヌーヴォー様式のことをLiberty様式というらしい。
こういう古い建物が残っているというだけでなく、今も実用的に使っているというところもすごい。
続いてその近くのアパート。空いていたのでサクッと入る。
おしゃれな家具はあったけどもかなり狭いお家であまり魅力的には見えなかった。
その後コンソラータの前のお家へ。何故か住人のかたが宴会中でした笑
そして最後にピエトロミッカの考古学エリア。営業時間終了ギリギリについてどうにか最後の組に混ぜてもらえた。
地下に埋まっている昔の城壁を回ります。ローマ遺跡ってやつ?
以上で1日目終了。思ったより回れて満足。チョコレートツアーの前に断念したところが一番心残り・・。
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