日が伸びて外でアペリティーボをするにはもってこいの季節になった。

金曜日の今日は在宅勤務を終えて近所のカフェテリアへアペリティーボしに行った。アペリティーボと言いながらも僕らは夕食も兼ねる。こういうのをApericenaと言うらしい(Cenaは夕食の意)。

アペリティーボの定番はSpritz。Spritzは大体カンパリスプリッツかアペロールスプリッツに別れる。最近Martini贔屓なのでスプリッツでは無く、何かMartiniを使ったカクテルがいいなと思い、「Martiniのカクテル」を注文したところ、ドライマティーニが出てきました・・・。

Aperitivoでドライマティーニ・・・

た・・確かにMartiniが使われているのかもしれないが、全く想定と違う・・。
アペリティーボでドライマティーニを頼んだ人は人類史上初めてなんじゃ無いだろうか。これって食前というよりは食後にバーで渋く深夜に飲むもののような気がする。

ちなみにDry MartiniはVermouthのMartiniを使うことが多く、Dry Martiniの「Martini(マティーニ)」はVermouthのMartini(マルティニ)が語源とする説が強いものの確証は無いそうです(by Chat GPT)

と、まあアペリティーボ慣れしていないところがはっきり出てしまったけど、ともあれアペリティーボの雰囲気はとても素晴らしい。

19時から20時、空がまだ明るく、老若男女集まる場所。

今回は隣に3世代の家族がいて10歳くらいの子供(もちろんアルコールは飲まない)がいて、少し離れた席には杖と歩行補助機を使った老夫婦もいらっしゃったので本当に文字通り老若男女。

そして素晴らしいのは「お酒を飲むこと」が目的では無く、「親しい人とおしゃべり」することが目的。

お酒はあくまでおしゃべりの潤滑油。なので日本のように「とりあえずビールを早く持ってきて」とか「店員さん、おかわり!」のような雰囲気ではありません。(もちろんおかわりする人もいますが稀)。

1時間くらいかけてお酒を一杯飲みながらひたすら喋り倒す。アペリティーボで喋り倒した後はレストランに行って美味しいご飯を楽しむ。これがイタリア流のようです。

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