お昼を食べてダブリン観光開始。まずはアイルランド国立美術館へ。ずっと前からいつかダブリンでこの絵を観たいと思っていたカラヴァッジョの「キリストの捕縛」がここにあるから。
イギリスと同じくアイルランドも美術館は無料らしい。凄いなあ。上から見学しようと思ってエレベーターに乗って最上階で降りるといきなりお目当てのカラヴァッジョ。
おお・・・。これがずっと観たかった絵。素晴らしい・・・。・・・が、あっさりといきなり目の前に現れたせいかなにか感動が少ない。ずっと観たかった絵なのに。なんでだろう。この自分のテンションの上がらなさにややがっかりしたけど、それでもやっぱり凄い絵だ。
ローマ兵の鎧のメタル感がハンパじゃない。ユダの接吻をうけるキリストのやるせない顔も凄い。いやーこれ実際この話が本当なのであればキリストは当然ユダが裏切り者って知っているわけで、
「やれやれこいつ本当に裏切ったよ。あーなんかキスしてきた。これローマ兵への合図なのかな・・・うっぜえ・・・」
というようなことを考えていたと思われます。
そんなキリストの心の声が聞こえてくる素晴らしい絵。
メインイベントを最初にこなしてしまい拍子抜けだったのだけど、カラヴァッジョ以外もフェルメールとかピカソとか著名作品がたくさんあります。
でもカラヴァッジョ以外に魅かれたのはそういう有名画家の作品ではなく、Una Wattersという画家の「Girl going by Trinity in the Rain」という絵。雨の中トリニティ大学の前を歩く女性の絵です。
雨の表現がとてもオシャレ。解説にも「豪雨を利用して画面を歪ませる斬新な手法」と書いてありました。しばらく見惚れてしまった。いい発見。
美術館を出てダブリンの街をぶらぶらしていったんトリニティ大学寮に戻って休憩して夕食へ。申し訳ないがダブリンの食事に全く期待してない。パブ飯はもうスコットランドでだいぶ飽きた。よってもって今日は中華となりました。
ラーメン、餃子、麻婆豆腐という黄金メニュー。
これが・・もう実にうまい。どれもこれも大変満足。
せっかくダブリンに来たんだし・・みたいな感じでパブとかに行かなくて本当に良かった。とても満足。
レストランの向かいのパブが大賑わい。店の外まで人が溢れ出てるので何かのパーティーでもしているのかと思いきや単純に人気店で人が溢れてるだけみたい。
ダブリンといえばギネスビール。うむ。晩御飯は中華で済ませてしまったことだしせめてビールでダブリンを満喫するか。
ギネスビール2本注文。
う・・うまい。このパブの雰囲気もあるんだろうか?ギネスビールはもともと好きだったけど、こんなに美味しいと感じたのは初めて。ググってみるとギネスビールというのは注ぎ方次第で味が変わるらしい。ダブリン市内のいくつかのパブがギネス社に認定されてるらしく、このパブもその一つ。なので最高クラスのギネスビールなんでしょうね。実に美味しかった。
ダブリンのパブといえば「テンプルバー」地区が有名なのでちょっとそっちの方に散歩してみる。
多くの観光客でごった返す。どこのパブも生演奏のサービス付きで通りに音楽が溢れてる。
お酒に強かったらパブをハシゴするところだけど、残念ながら2杯も3杯も飲めないので雰囲気だけ味わってトリニティ大学に戻りました。
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