いったんSchulphoek Houseに戻ってシャワーを浴びて一休み。テラスから海を眺めます。この先は南極しかないと思うとちょっと神聖な気分になるな。ここから先は何か神の領域のように感じる。

ホテルのテラスから

さて、そろそろ晩御飯。昨日地元の写真家兼ガイドのDaveに教えてもらったオススメレストランのQUAY SIDE CABINに行きます。
今日もいつものようにアルバートに送ってもらう。15分くらいで到着。おとといのレストランのすぐ近くでした。港沿いのレストラン。

QUAY SIDE CABIN

地元の人に大人気だよ!と教えてもらったのですが、えーと客は僕たちだけのようです。うん。たまたまね。今日は空いていた。ラッキーとしましょう。
席に着くとお姉さんがやってきて
「Daveから聞いてるわよ!ペリペリタワーを食べるんでしょ?」
お、Daveが連絡しておいてくれたのか。そうそう。そのペリペリエビタワーオススメなんでしょ?全く想像つかないけど、Daveはお祝い事とかがあった時はここへきてエビタワーを食べるらしい。
エビカクテルみたいなもんだろうか。とにかくそれは食べましょう。
それとHakeという魚のグリル。メルルーサの一種のようです。海外に行くと魚はメルルーサかサーモンしかないような気がします。日本だとメルルーサって聞いたことないけどタラの親戚らしい。
まあそう考えると日本は魚の種類が豊富ですよね。パッと思いつくだけでもアジ、イワシ、タイ、サンマ、カツオ、マグロ、ブリ、ウナギ、ハモ、カレイ・・いっぱいありますよね。
ここは魚介のレストランなのに魚はこのHakeのみ。日本だったら居酒屋でも数種類は魚があるのに。
ともあれ魚はHake一択なのでそれを注文。あとブイヤベースみたいなのを注文。

まずブイヤベース?到着。かなりボリューミー。カリカリに揚げたエビの下にイカとかタコとか魚の切り身の煮込みが入っていてめちゃくちゃ濃い味付け。

魚介ごった煮(濃味)

うーむ。これは食べきる自信がない。続いてHakeのグリル。

HAKEのグリル

レモンが添えられていてぱっと見はさっぱりなんだけどバターとオリーブオイルがこってりでこれまたヘビー級。
そして最後にいよいよお楽しみのPERI-PERI PRAWN TOWERがやってきた。
・・・想像を絶するボリューム。

DaveオススメPERI-PERI PRAWN TOWER

これを見た瞬間ドラキュラ公の串刺刑が脳裏をかすめた。
食材としてのエビというより処刑されたエビの骸に見える。たっぷりかけられたソースがまるでエビの血や臓物のように見えてグロテスクだ。
お世辞にも美味しそうだとは思えない。ナイフとフォークも用意されてるけど、これは手でいくしかない。ものすごく濃いソースだ。
素材の良さを完全に殺しきってる。なぜだ。目の前が海だというのに。なぜこんなにも素材の持ち味をことごとく封じ込めるのだろう。
まあともあれこれが南アフリカンスタイルの魚介料理だ。日本とは全く違う文化を知れてヨシとしましょう。

後日談ですがラグビーワールドカップで来日されたヘルマナス出身の南アフリカ人に聞いたところ、水揚げされた魚介はほとんど輸出してしまうのでヘルマナスでは新鮮な魚介類はあまり食べられないのだそうです・・。
なので、せっかく海に来たのだから魚介を食べようと張り切らないほうがいいのかもしれません。

Daveの顔を潰しちゃ悪いので頑張って食べたけど結構残してしまいました。
帰りもアルバートに迎えに来てもらって帰宅。
夜ベッドで横になりながらテレビを見ているとなにやら怪しげな番組がありました。ひたすら預言者がこちらに話しかけてきます。英語なのかどうかもよくわからない。そういえば昨日の夜も真っ暗な丘の上で祈るために歩いていた黒人がいたな。結構信仰心が強い国なんだろうか。

預言者がひたすら話しかけてきます
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