キューバで感じた人種差別

葉巻ショップを出てアクセルが「夜はどうするの?」と聞いてきた。
マルチェロがオススメしてたブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのショーに行くよ。
そっか、じゃあ僕達も行こうかな?
良いね!多分その辺のホテルのロビーに入ってる旅行代理店でチケットを買えると思うよ。
セントラル広場に面した良さげなホテルに入りました。代理店のブース発見。ちょうど家族連れが相談を始めてしまったので順番を待ちます。

旅行代理店の順番待ち

家族連れがあれやこれやと相談しているようでなかなか終わらない。
ちょっと隣のホテルも見てくるからちょっと待っててと言って、僕だけ隣のホテルに行きました。
こちらの旅行カウンターはお客さんはおらず、女性の販売員が座ってた。
今晩のブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのチケット買えますか?
「大丈夫ですよ。」
了解!じゃあ友達を連れて戻って来るからちょっと待っててください。
少し愛想の悪い女性だなと思ったけど、この時は全く気にならなかった。日本のようにすごく礼儀正しい店員というのは世界ではなかなか出会わないから。
アクセルたちのホテルに戻るとまだ順番待ちをしていた。
隣のホテルで買えるから行こう!
みんなで隣のホテルに移動。さっきの愛想の悪い女性に友達を連れてきたよと伝えると「ああ、はいはい」という事務的な返事。
ところが。
アクセルがカウンターの椅子に座った途端、満面の笑みを見せて
「こんにちはミスター。どのようなご用ですか?」
非常に丁寧かつ愛想の良い対応を見せた。
この瞬間まで僕はこの女性はただ愛想の悪い女性なんだと思ってた。でもそうじゃなかった。客によって対応を変えていたんだな。これを人種差別と言うのかはわからない。
僕にチケットを売ろうとしなかったなら差別だろうけど、愛想がよくなかっただけで最低限の仕事はしてる。
あるいはアジア人が嫌いというわけではなく、単に僕のことが気に食わなかっただけなのかもしれない。
でも、こういうこともあるんだなって気づいた。今までも愛想が大して良くない外国人なんて山のように出会った。もしかしたらそういう人は愛想が良くないわけではなく、単にアジア人、日本人あるいは僕のことが嫌いだったのかもしれない。
よく考えたらそれが当然だろう。理由はともあれ相手によって態度を変える人はいる。強烈な差別を受けてるわけでもないから落ち込む必要もない。
でも、昨日からアクセル親子と一緒に行動していたのに、露骨に違う対応を受けたのはちょっとショックだった。ちなみに販売員の女性は黒人と白人の混血です。

その後ギャスパードが「僕も入れる?」と無邪気に聞いた。
そうか。そういえば昨日の音楽バーにギャスパードは年齢制限で入れなかったんだもんな。今回も気が回らずにごめんね。
すると女性販売員が「もちろん」と答えた。もちろん満面の笑みで・・・。
ということで少しだけ悲しい気持ちになったけど、夜も彼らと過ごせることになったことは嬉しい。
僕らはちょっと歩き疲れたからいったんホテルに帰るつもりだったので、21時に会場の入口で待ち合わせすることにして別れた。
タクシーを拾ってナショナル・デ・キューバに戻ります。
夕暮れのマレコン通りは良い雰囲気だなー。

夕暮れのマレコンを走る
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