ランチを食べ終わって、いよいよサンタ・クララのメインイベントであるチェ・ゲバラのお墓参りです。マルチェロたちやアクセルたちはそんなにチェ・ゲバラに思い入れはないようだけど、それでも当然行くでしょって感じ。
マルチェロが広場に着いたばかりのトゥクトゥク(三輪タクシー)を捕まえて金額交渉してくれた。
1台6CUCで交渉がまとまった。一人当たり1CUC。みんなで割り勘すると安いねー。

この三輪タクシーで向かいます

幌馬車のような席に座っていざ出発。

トコトコ進む

自転車よりは速いがバイクよりは遅いというスピードでトコトコと進みます。
広場から10分くらいで到着しました。

チェ・ゲバラ霊廟到着!

チェ・ゲバラ霊廟の周りは綺麗に整備された公園になっていました。野球で遊ぶ少年たちがいた。野球の国キューバで初めて野球をしてる人を見た。やっぱり人気あるんだね。
ヤシの木の間にチェ・ゲバラの大きな銅像が見えた。
もちろん写真で何度も見たことがある。おお、あれこそがチェ・ゲバラのお墓。
ん?あれ?ああ後ろ姿なのね。

ゲバラ御大の背中側が入口

銅像の下がチェ・ゲバラのお墓になっています。入り口に女性係員がいて国籍を尋ねられた。イタリア、日本、ベルギーです!
さ、入るかってところで止められた。一眼カメラは持ち込み不可とのこと。ちょっと離れたところにある預かり所に預けるように指示されました。
みんなに先に入っていてと伝えてカメラを預けに行く。預かり証もチェ・ゲバラ。77番!なんか縁起良いな。

預かり札77番!

小走りで戻ったら、奥さんと一緒にギャスパードも待っていてくれた。犬も一緒に。そういえばトリニダーのショートトリップでもギャスパードは犬と遊んでたな。
お父さんと一緒に入らずに待っていてくれるなんて優しいね。

ギャスパードも待っていてくれました。犬と。

入口から向かって左右両方に部屋があって、右側の部屋から入るようにとのこと。
右側の部屋はチェ・ゲバラにまつわる資料や写真がたくさん展示されている博物館でした。中でマルチェロたちと合流。アクセルはチェ・ゲバラはあまり知らないけど、モーターサイクル・ダイアリーズはすごく好きって。僕もそれ大好きだよー。

ハバナの革命博物館と同じかそれ以上に豊富な量の資料が展示されてる。
・・が写真が撮れなかったので、あんまり覚えてないです(笑)
博物館を見終わってから、いよいよ左側の部屋、つまりチェ・ゲバラのお墓参りへ行きます。
この部屋は帽子を取るように言われました。キューバ帽をとると帽子のクセがついて髪がグチャグチャになってた。
うむ。これはこれで失礼にあたる気もするが仕方ない。
するとギャスパードが近寄ってきて、
「カッコイイ髪型だね!」
と言ってきた。冗談か皮肉だと思って
「ああ、帽子のクセがついちゃったね。」
と返すと真顔で
「いやいや、ホントに。ホントにかっこいいよ」
ほう・・。それはヨーロッパのセンスなのか、子供のセンスなのか。クセがついたぐちゃぐちゃの髪型がかっこいいとは。
ギャスパードは本当に純粋な子だから、なんだか照れくさくなるくらい嬉しい。
ま、こうしてブログに残すほど嬉しかったってことです。
ヒソヒソとそんなやりとりをしてたら、静かにするように注意されてしまいました。

さて、ではお墓参り。ひんやりして静まり返った霊廟。
革命に尽力した他の志士とともにチェ・ゲバラの遺骨が部屋の真ん中に安置されています。
星をかたどった光が当てられてる。
チェ・ゲバラ。世界で最も尊敬している人。
今、その人のお墓の前に立っている。実に感慨深い。
キューバ旅行で最も来たかった場所。もし葉巻工場みたいに霊廟がお休みだったら、霊廟を訪れるためにもう一度キューバに来たと思う。
それほど来たかった場所。
あなたの何十分の一でもいいから、自分も正義に熱く生きたい。
お墓の前でそう祈りました。
ギャスパードは名前しか知らないと言ったので、僕が世界で一番尊敬している人だからよく覚えておいてと教えました。

霊廟の部屋を出ようとしたところでこないだ観たオダギリジョー主演のエルネストという映画を思い出した。ボリビアでチェ・ゲバラと一緒に戦った日系人エルネスト・メディコ(エルネストの名前はチェ・ゲバラに名付けてもらったらしい)ことフレディ前村さんを思い出した。
たしか彼もここに埋葬されてるとか。名前を探すとしっかりありました。
お墓参りを終えて外に出た。ではみんなで上の銅像を見に行きますか。

いろんなゲバラ

大きなチェ・ゲバラの銅像の両脇にもモニュメント。銅像の右側のモニュメントにはチェ・ゲバラがフィデル・カストロに宛てた「別れの手紙」が刻まれてます。

チェ・ゲバラからカストロへの手紙

ゲバラの銅像。大きい。しかもかなり高いところに置かれていて首が痛くなるほど見上げないといけない。

HASTA LA VICTORIA SIEMPRE

足元にはチェ・ゲバラの名言である「HASTA LA VICTORIA SIEMPRE(常に勝利に向かって)」が刻まれてます。
キューバが唯一社会主義革命を成功させられたのは、彼の信念によるところが大きいと思う。
フィデル・カストロが亡くなり、弟のラウルも政権から退いたキューバはこれから変わっていってしまうかもしれない。
だからその前に、フィデルやチェが求めた理想の国の姿を見ておきたかった。

チェ・ゲバラ様
あなたが作り上げた国は確かに幸せに満ちた国でした。
キューバは今後さらなる変化を求められるでしょう。それは後進に任せるしかない。でも少なくともあの時代にあなたが求めた理想は正しかった。
わずか1週間ではあるけど、ここにきてそれを確信しました。
おめでとうございます。
安らかにお眠りください。

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