トリニダーからの汽車旅2 砂糖工場編

マナカ・イスナガに1時間ほど滞在して汽車は最終目的地の砂糖工場を目指します。さっきまでの山、森、川という風景からだんだん平地になってきた気がする。

野良馬疾走

20分くらい走ったところで蒸気機関車と客車が切り離されて、客車は原っぱに置いてきぼりになりました。特に説明はなし(あったかもしれないけどスペイン語なので理解できない)

原っぱに放置されました

列車から降りて線路に座ってみる。なかなか気持ちがいい。のんびりするなー。5分くらいすると蒸気機関車が戻ってきて客車と連結して再び出発。
帰り道に機関車が先頭になるように編成を変えたみたい。
そこからすぐに終点に着いた。11時50分。

砂糖精製工場

すっかり廃墟。全盛期は奴隷を使って砂糖を作っていたらしい。
ここで1時間滞在。ランチをここでとるべきなんだろうか・・・。でも周りを見渡しても廃墟以外は何もなさそう。
なにやら地図があったので覗いてみる。

ロス・インヘニオス渓谷の地図

だめだ。ここの地図じゃなくてロス・インヘニオス渓谷全体の地図だわ。範囲広すぎ。一緒に地図を見ていたベルギーの女性にここでランチを食べるべきなのかな?って聞いてみると、
「まあお腹が空いてたら食べたらいいと思うけど何もなさそうですね・・」
ですよねえ・・。汽車の乗組員は、はい勝手にその辺見てね。自由時間は1時間だよというだけで、それ以上の説明はなし。
とりあえずそんなに時間もないので何か食べるところがないか探してみよう。一緒に汽車に乗っていた白人4人組が歩いて行く。ついて行ってみよ。
ちょっと歩いたら数軒の建物があって、彼らはそのうちの1軒に入って行った。
GASTRONOMICOって書いてあるから食堂なのかな?僕らもついていく。

食堂発見

小さな食堂でした客は4人組と僕たちだけ。

スウェーデンからの観光客と僕らだけ

家族経営と思われる食堂。娘さん(多分)がメニューをくれた。手書き。

手書きのメニュー

さっぱりわからん・・。4人組に助けを求める。スウェーデンから来たという彼らのうちの一人がスペイン語が読めるってことで訳してもらった。
トルティージャ(卵焼き)とか鳥とか、よーく見てみると確かに僕でも理解出来る言葉が多かった。
6CUCの鳥定食が良さそうだけど・・時間かかるかなあ。スウェーデンのおっちゃんに何を頼んだか聞いてみるとやっぱり鳥定食だったので、僕もそれを注文。奥さんはまだお腹が空いていないってことでシェアすることにしました。

キッチン
食堂からの眺め。ザ・のどか

心配していたほど待つこともなく定食が出てきた。

キューバはポロがうまい!

ズバリうまい。キューバはどこで食べても鳥(ポロ)がうまいなあー。新鮮なんだろうなあ。今朝シメたんだろうか。満足満足。
チップトイレで用を足してスェーデン人たちと一緒に砂糖工場に戻る。

あなたの親戚を食べちゃいました

砂糖工場に戻ると残り時間はあと15分くらいだったので工場見学は断念。多分この列車旅のメインイベントなんだろうけど・・。まあ遠巻きに見ただけで十分です。
砂糖工場の前が休憩所になっていて、搾りたてのサトウキビジュースを出してくれます。1CUC。思ったよりもさっぱりして美味しい。ストローが刺さってるのかと思いきやサトウキビで、これもチューチューしゃぶる。

サトウキビジュース絞りたて

さっきのスウェーデン人たちがロン(ラム酒)をストレートで飲んでる。カクテルならともかくストレートか・・飲んでみたいけど大丈夫かな?
美味しい?って聞くと
美味しいよ!いつでも美味しい!ハハハ!
と陽気に返してくれた。50代後半だと思うけど長髪+タトゥーでバイキングって感じのおっちゃん。見た目はちょっと怖いけど話すと案外優しい。
ということで僕らも1杯だけ挑戦。

ロンorサトウキビジュース

ロンは有名なハバナクラブではなくMULATAというローカルブランド。
濃いいいけど美味しいいい。
飲んでみてよかったな。
するとさっきのバイキングスウェーデン人が聞いてきた。美味しい?
美味しい!いつでもね!ハハハ!
目的地の砂糖工場は見なかったけど、サトウキビのジュース、サトウキビのお酒は堪能できました。

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