13時。汽車はトリニダーへ戻ります。20分でマナカ・イスナガに到着。駅に着く直前に線路脇にいた女の子が手を振ってくれた。バイバイ。
ここは行きに通った時に観光済みなので少しだけ停車するのみ。

バイバーイ

ホームでお兄さんがバナナを売ってる。

バナナ売り

この列車旅でたくさんバナナの木を見かけた。その辺でもいだバナナを売ってるんでしょう。日本で見かけるバナナよりもずいぶん小振り。
どれ試しに食べてみるかね。お兄さん一つください。1CUC。

小粒なバナナは程よい酸味で絶品!

一つ食べてみる。やや酸味があってすごく美味しい!日本のバナナはほとんど輸入物。まだ青い段階でもいで、輸送中に黄色になるらしい。
もぎたてのバナナがすごく美味しいらしいというのは聞いたことがあったけど、こんなに美味しいんだな。キューバで食べたフルーツのほとんどは日本で食べるものの方が美味しいって思ったけど、このバナナは格別。めちゃくちゃ美味しい。買ってよかったな。
奥さんはさっきランチをあまり食べなかったのでバナナがお昼がわりです。
10分くらいして汽車は再び出発。行きで見飽きたジャングルの光景が続く。
するとしばらくすると乗組員が子供の客を運転席に案内し始めた。
へー、そういうサービスもあるんだ。
子供の案内が終わると他の客にも声がかかりはじめた。希望する人は運転席に行って写真を撮ってもらえる(もちろんチップがいるんだけど)。
僕は別にいいかと思ってたんだけど、前に座ってた人が面白いから行ってこいと勧めるので行ってみました。

運転席に案内してくれます

機関車と客車の連結部分をまたぐのは結構怖い。
機関車に移って運転席に座らせてもらう。パシャパシャ写真を撮ってくれて、汽笛も鳴らさせてくれました。

運転席で警笛を鳴らす。ポッポー!

童心に帰るね。想像以上にテンションが上がる。このイベントは子供はさぞかし楽しかろう。
そんな機関車試乗体験などのイベントを経ながら、40分くらい走ってそろそろトリニダーに着くかなってころに汽車が止まった。
ここで希望者はランチが食べられるらしい。なんだランチタイムあったのか。

ランチのための停車?

汽車を降りてちょっとした丘を登ると食堂がありました。・・が、すでに他の観光客でいっぱい。ここはトリニダーから馬に乗ってこれる距離のようです。
30分しか時間ないのに、今食べてる人を待って、その後に注文して出発時間に間に合うんだろうか。
そう考えた人が多かったらしく、ジュースを買う人はいたけど誰もランチは食べなかった。もうすぐ街につくしね。トリニダーのほうが選択肢も多かろう。
乗組員は厨房の人と話していて、裏方で軽く食事をとってるようだ。

馬がたくさんつながれてました

食堂の脇に馬がたくさん繋がれてました。今食事している人たちがこれに乗ってきたのかな?
30分経って全員列車に戻る。・・が、列車は出発しない。誰かを待ってるようだ。汽笛を鳴らして「早く戻ってこーい」と遅刻者を呼ぶ。
そういうルーズな人っているよねー。ランチを食べはじめちゃったのかな?
なかなか戻ってこないのでややみんなイライラしたところで、ようやく食堂から出てきました。・・・乗組員が。
おいおい・・乗組員待ちだったんかい。後ろに座ってたおばちゃんは呆れて
「アンビリーバボー・・」
と嘆いてる。
結局ここで停車したのは運転手や車掌(なぜかわからないけど総勢7,8人の乗組員がいます。)がさくっと昼飯を食べるためだったんじゃないかな。
ということで、この意味不明な休憩分だけ予定よりも30分遅れてトリニダーに15時に到着しました。
所要時間6時間。のんびりした列車旅です。効率なんて考えたこともないし、スケジュールなんて目安でしかないというキューバという国を感じられるすごく良い旅でした(笑)
いや、本当に良いと思います。
トリニダーで時間に余裕があれば是非体験してみてください。

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