フィデル・カストロが亡くなる前になんとか行きたかったキューバ。毎年年末年始に検討していたけどどうも航空券が高く、結局残念ながらカストロ存命中には行くことができなかった。
フィデルが亡くなって、せめて弟のラウルが最高主導者である間にいかねばと思ってる間に、オバマ大統領がキューバとアメリカの国交を回復。
キューバの人には悪いがこれはまずい。観光客にとっては「良き古きキューバ」が変わってしまう。あっという間に発展してクラシックカーも一掃されてしまうかもしれない。
幸か不幸かトランプ大統領になってからアメリカはキューバとの国交を再び閉ざした。一方でラウルは2018年4月に退任。後任のミゲル・ディアス=カネルは引き続き革命路線を継続することを明言したものの、これでキューバ革命戦士たちはみんな一線を退いてしまった。
もうこれ以上キューバ行きを延ばせない。今しかないってことで今年の年末年始はキューバに決定!

日程:2018年12月29日(土)〜2019年1月6日(日)
為替レート:1CUC(兌換ペソ)=約112円、1CUP(人民ペソ)=4.5円
航空会社:エア・カナダ
日程
12月29日(土)
12時50分 全日空 伊丹空港発 14時頃羽田空港着
18時50分 エア・カナダ AC2便 羽田空港発
約11時間のフライト
16時50分(日本との時差-13時間) トロント ピアソン国際空港着
20時15分(日本との時差-13時間) エア・カナダ ルージュ AC1876便 トロント ピアソン国際空港発
約3時間半のフライト
23時50分(日本との時差-13時間) ハバナ ホセ・マルティ国際空港着
タクシーで旧市街に移動しRAQUEL HOTEL泊

12月30日(日)
鶏の鳴き声で目が覚める。
今日はハバナ観光。旧市街をぶらぶら歩いて革命博物館へ。
セントラルハバナ地区でランチ。あまり旨くない・・今後の食事が不安。
旧市街へ戻ってハバナ・クラブ博物館や市場を観光。
大晦日の準備でブタを抱えてる人を多く見かける。
旧市街の雰囲気がいいレストランでディナー
旨い・・よかった。キューバでも店を選べば美味しいものが食べられる。
海へ散歩。要塞からイベントの大砲が放たれた。1発だけなんだな。
RAQUEL HOTEL泊

12月31日(月)
ホテルで朝食を食べてると大きな破裂音。タイヤのパンクか発砲か・・
シェフが出てきて「問題ないよ」と笑ったもののウェイトレスが慌てて外に出て行ったのでやや緊張感が走る。・・結局何だったのかわからず。
観光バスに乗ってビーチへ。カリブ海超綺麗。1時間ほどのんびりして街に戻る。
カバーニャ要塞観光。ゲバラ博物館最高。
そこから歩いて第1ゲバラ邸宅へ。大して見るところない。
キリスト像の丘を下ってフェリーで旧市街へ戻る。
フェリーで出会ったガイドに紹介してもらったジョンレノンレストランでランチ。
キューバでなぜジョンレノン・・。しっかりチップを求められた。
町中大晦日の準備。いたるところでブタの丸焼きが行われている。
マレコンへ行って夕涼み。ギター弾きがやってきて演奏してくれた。
もちろんしっかりチップをとられた。
夜はタクシーでLa Fabrica de Arteへ。健全な雰囲気でかなり楽しい。
ここで年越ししても良かったが帰りのタクシーが拾えるか不安だったので11時半頃退散。
旧市街のカテドラル広場で年越し・・が、広場にはレストランの客しか入れずイマイチな盛り上がり。
バケツの水をかけて新年を祝うという習慣は少ししか見かけなかった。
ビエハ広場に寄ってホテルへ。
RAQUEL HOTEL泊

1月1日(火)
今日はトリニダーへの移動日。ホテルで手配してもらった乗合タクシーで14時出発予定。
午前中は街ブラするも、正月なので観光名所はどこもやってない。
旧市街でランチを食べてホテルへ。
想定通りだがタクシーが時間通りにこない。50分ほど遅れて到着。
なんと同乗客は昨日の年越しのときにアイスクリーム屋で会って、アイスを試食させてくれたブラジル人親子だった。
途中休憩を挟んで4時間半くらいかけてトリニダー到着。
最後の1時間は真っ暗な道を進んだのでちょっと怖かった。
今日はあらかじめ予約していたカサ・パルティクラルに泊まる。
非常に綺麗なカサ。主人のホセも真面目そうでいい感じ。
夜はサンティシマ教会脇のレストランでディナー
そこかしこから音楽が聴こえてくるいい雰囲気
HOSTAL Jose y Fatima泊

1月2日(水)
早朝にViazulへ行って明日のサンタクララ行きのバスのチケットを買おうとしたが売り切れ。また乗合タクシーで行くしかないか。
朝食の時にJoseに聞くと貸切タクシーも手配できるとのこと。
今日出発するオーストラリア人夫婦はそうしたらしい。
観光列車に乗ってロス・インへニオス渓谷とマナカ・イスナガの半日観光。
実にのんびりして良い。
戻ってトリニダーの街ブラ。やっぱりここでも革命博物館。
博物館の前の公園でトリオが路上ライブをしていたのでしばし聴き入る。
CDを買おうとしたら10CUCとちょっと高かったので断念。
街のレストランでディナーを食べてから音楽酒場Casa de la Trovaへ。
そこへ向かう途中で公園で演奏していたトリオに遭遇。向こうもこちらを覚えていて握手。
酒場で演奏するのか?と聞いたら「俺たちはあのいつも公園だけだ」とのこと。
英語とスペイン語でお互いの言葉は全くわからないけどなぜかコミュニケーションできた不思議。
Casa de la Trovaは観客も踊る。イタリア人の客が多かった。隣に座ったイタリア人のおばちゃんは一人旅をしていてキューバは何度も来ているらしい。イタリア人はサルサを踊れる人が多いのだと教えてくれた。
みんなすげえかっこいい。サルサ踊れたらいいな。
HOSTAL Jose y Fatima泊

1月3日(木)
乗合タクシー(コレクティーボ)でサンタクララへ。
最初にイタリア人カップルが乗ってきた。彼氏のMarceloは197cmの超巨漢。ドライバー含めて5人で向かうかと思いきやさらにベルギー人親子が加わった。ベルギーの親子は昨日の観光列車でも一緒だったので挨拶を交わす。13歳の男の子Gaspardは超かわいい。
7人でギュウギュウになって結局3時間くらいかかってサンタクララ到着。
まずはGaspardたちの宿へ。僕たちは今日の宿を決めてなかった。
イタリア人カップルも元々はここに泊まる予定じゃなかったけど予定を変更して今日はここに泊まることにしたので、僕らとMarceloたちの分の部屋が空いてるか確認したら残念ながら満室。ロンリープラネットに載っていた2番目にオススメの宿が取れたのでちょっと移動。
海外旅行で初めて宿を予約しないで来たけど、現地で知り合った人と協力し合うのは面白い。まあ我々は何も力になれていないが。
荷ほどきして一緒に街ブラ。サンタクララはとても洗練されて綺麗な街。ハバナよりもはるかに綺麗。Marceloたちが行きたがった葉巻博物館へ。
すると偶然Gaspardたちと再会。結局6人で観光することに。
ランチを食べて、トゥクトゥクでチェゲバラ霊廟、そこから馬車でトレンブリダードを観光。みんなで割り勘だから移動コストが安い。
街に戻ってレストランの脇に旅行会社のブースがあったのでそこでハバナへの移動手段を確保。結局Gaspardたちと一緒にハバナに行くことにした。
僕らだけの貸切。他に追加の同乗者なし。Gaspardたちは何度も念押ししてた。やっぱり彼らも今日のギュウギュウはもうこりごりなんだろう。
一旦別れて夜にみんなで音楽バーに行くことにした。Gaspardは子供だから入れず僕らの宿で待つことに。
ここもなかなか素晴らしい音楽バーだった。いい旅だあ・・。
Vista al Mejunje泊

1月4日(金)
朝散歩して、どの街でも見かけるパン屋の行列に並んでみた。
人民ペソ払い。1つ1CUPつまり4.5円。周りの人が丁寧に教えてくれた。
スーパーでお土産(紙パックのラム酒)を買ってGaspardたちとハバナへ。
ハバナの最後の宿泊は名門ナショナルデクーバ。
歴史のあるリゾートホテルのような雰囲気。
バイクタクシーで革命広場へ。ホセ・マルティ博物館の塔に登る。
コンドルみたいな鳥がたくさんいた。
歩き+自転車タクシーで旧市街に戻るとGaspardたちと偶然再会。
一緒に葉巻博物館へ。彼らは知人にモンテクリストを買って帰らないといけないらしい。
昨日買えなかったから今日買うのだとか。
夜、一緒にブエナビスタソシアルクラブのライブに行く約束をして一旦別れる。
タクシーでホテルに帰ってホテルで食事。
30分ほど仮眠してライブ会場へ。
みんなで一緒に歌って踊って楽しいライブ。
NATIONAL DE CUBA泊

1月5日(土)
早朝タクシーで空港へ。
7時00分(日本との時差-13時間) エア・カナダ ルージュ AC1877便 ハバナ ホセ・マルティ国際空港発
約3.5時間のフライト
トロント ピアソン国際空港着
まさかの羽田行きのフライトが3時間ディレイ 伊丹行きに乗り継げないことが確定
16時30分頃(日本との時差-13時間) トロント ピアソン国際空港発発

1月6日(日)
約14時間のフライト
羽田空港 19時30分着 乗り継ぎ失敗により新幹線で帰宅。
キューバは音楽とラム酒と素敵な出会いの国でした〜。

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