アフ・ビナブからラノ・カウへハイキング

イースター島2日目。
7時過ぎに朝食を食べ始めた時はまだ暗くて、食べ終わった頃にようやく日が昇ってきました。exploraホテルは東側の海に面しているので日の出を拝めます。
イースター島はアフ・トンガリキで見る日の出が有名だけど、そういう名所を頑張って回るのはやめにしました。もっとリラックスした旅を目指します。今回の旅行ではどうしても見逃せないもの以外は、多少のMUST SEEを見逃してもいいから、とにかくリラックス重視です。モアイの奥から昇ってくる朝日も素敵だろうけど、ここから眺める朝日も最高です。

朝日を浴びて

今日の観光はラノ・カウという火山を目指して歩くハイキングからスタートします。全部で約9kmの距離なのでなかなかの距離です。
9時頃にホテルを車で出発して、アフ・ビナブに到着。

今日はLiliさんというローカルの女性のガイドと僕ら夫婦と昨日のDavidとJamie夫婦。Jamieは毎日仕事前に10km走っているそうで、ハイキングは大好きみたい。車を降りると早速遺跡が見えました。アフ・ビナブです。モアイが前のめりに倒れています。Liliさんが
「マチュピチュに行ったことはある?」
と聞いてきました。僕らはあるけど、Davidたちは無いそうです。実はイースター島はインカの文明と繋がりがあったと言われているそうです。このアフはインカの石組み技術と同じものを使ってると。

アフ・ビナブ

確かに精密な石組みだなー。クスコのコリカンチャを思い出します。少しここのアフについて説明してもらってから早速ラノ・カウに向けてハイキング出発!実は後で知ったのですが、このアフ・ビナブには女性のモアイと言われている珍しいものがあるのですが、Liliは完全にスルーしました。後で写真を整理したら端に小さく写ってたけど・・。
昔の僕なら見逃したことを後悔したと思うけど、今は気になりません。どうしても見たいものじゃなければ、見逃したっていいんです。あれを見なきゃ、これも見なきゃとノルマをこなすような旅行ではなく、もっとおおらかに旅したいのです。だいたいを抑えられれば良いじゃないかと。もちろん、全く後悔がないかというとそんなことはないのですが(笑)

ラノ・カウ目指して出発!

海沿いの道なき道を5人でひたすら歩きます。たまに会話もするけど、基本的に聞こえるのは風の音、波の音、僕らの足音だけ。
時折足を止めて辺りを見渡す。周りには誰もいない。島に僕らしかいないみたいだ・・・。しばらく歩いているうちにエンドウ豆のような植物が多いことに気づきました。
乾燥しているようで、足に当たると「カラカラ」と乾いたカワイイ音を立てます。美味しそうだなーって思ってたら、
「この豆は毒があるから、馬が食べると死んじゃう」
とLiliが教えてくれました。全く毒なんてなさそうなのに・・・。説明では死期が近づいた馬がこれを食べて自殺すると言っていたように思います。記憶があやふやなんじゃなくて英語がよく聞き取れなかっただけなのですが、はっきりとスーサイドと言っていたのでまあだいたいあってると思います。ま、英語の説明の理解もだいたいで良いのです。・・・それはさすがに言い訳か。英語頑張らねば。

美味しそうな豆ですが毒入りです
毒草を食べちゃったんでしょうか

そんな感じでハイキングは続きます。途中、見晴らしの良いところでみんなで記念撮影したり、ちょっと休んだりしながらテクテク歩く。基本的にやや登りですが、景色が良いせいか全くきつくはないです。

断崖絶壁も歩きます

そうして歩くこと約1時間15分。ようやくラノ・カウの火山口に着きました!想像よりもはるかにデカイ!昨日行ったラノ・ララクの火山湖とは全然違う雰囲気です。
火山口の下は大きな湖になっていました。
ここには魚も住んでいるそうです。火山湖まで降りることもできるらしく、湖の近くに大きな魚のペトログリフ(岩絵)があるそうです。

ラノ・カウ到着!

火山湖の先には小さな島があって、ここが鳥人儀礼が行われた島だそうです。これからその鳥人儀礼の出発地点のオロンゴ儀式村を目指して歩きます。この火山口をぐるーっと回ってほぼ反対側へ回ります!

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