2014年の始まり。6時に起きてモン・サン=ミッシェルの島を散歩。
当然だけど誰もいません。

島はまだ寝てます

修道院の近くに行くと、7時50分から何かが行われるようなチラシが貼られていました。
元日は休みとのことだったけど、何かイベントがあるのかな。
オーベルジュの食堂で朝食を食べてから、もう一度修道院に行ってみると、入口に修道士が立っていて
「観光ではなく、お祈りだけだけど良いか?」
と聞かれました。
全然OK!新年のお祈りを是非見てみたい。
入口の扉をくぐると修道士が扉を閉めてカギをかけました。
どうやら時間ギリギリに間に合ったみたい。
修道院は昨日も来たけど、薄暗くて人が少なくて全く違う雰囲気。
敬虔なカトリックと思われるおばあちゃんとその子供達と思われるご一行様と一緒に、修道士に連れられて先を進みます。
大階段を登って教会に入ると中は真っ暗で誰もいません。
ぼんやりと十字架がライトアップされています。

教会の中は真っ暗

あれ?ここでお祈りするんじゃないのか。
こっちこっちと修道院が地下へ下りる階段へ案内してくれました。
なにやら歌声が聞こえてきます。
階段を下りて部屋に入ると、小さな礼拝堂になっていてそこに修道士やシスター、信者の方が100人くらいいて賛美歌を歌ってます。
おそらく地元の人ばかりで、かなり神聖な雰囲気。
明らかに信者には見えない日本人観光客が入っても良いのかな?って躊躇したけど、
入口のシスターがにっこり笑って歌詞カードを渡してくれて、僕たちの席を探してくれました。
シスターの歌声がとってもキレイ。賛美歌の意味は分からないけど自然と涙があふれそうになります。
それにしてもシスター達はめちゃくちゃ歌ウマいなあ。
歌がウマイひとが選抜されてるのかな。
タンバリンとかもあって、もはやちょっとしたコンサート状態。
ほとんどは知らない歌だったけど、グロリアとかハレルヤとか聞いたことがある歌もあって、歌詞カードもあったので知ってる曲は僕たちも歌わせて頂きました。
素晴らしい一年の始まり。早起きは三文の得というのは本当でした。
一時間くらい感動の時は続き、お祈りをして終わりました。
島の対岸に住んでいると言う隣の男性が気さくに、ハッピーニューイヤーは日本語で何て言うの?
と話しかけてきてくれたので
「あけましておめでとう」
を教えました。
とても神聖な空間だったんだと思うんだけど、オープンな姿勢で受け入れてくれて嬉しいなあ。
教会から出ると随分日が昇っていて、テラスからは湾が一望できました。
修道士が門のカギを開けてくれるまでみんな思い思いにテラスでのひと時を過ごします。

修道士がカギを開けてくれます

モン・サン=ミッシェルで貴重なひと時を過ごして、部屋に戻って荷造りしてバスでレンヌ駅へ向かいました。
モン・サン=ミッシェルは期待していた程じゃなかったけど、最後に修道院の本領を見ることが出来て良かったな。

部屋のテラスで歯磨きを
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