こないだの年末年始旅行でヨルダンのワディラムという砂漠に行きました。初めての砂漠は想像以上の感動でした。だけども残念ながら半日しか滞在出来なかったので、砂漠の夕陽とか、砂漠の星空とかを是非体験したいなーと思っていたので、今年の夏休みの行き先は「砂漠」に決定。
でも夏休みは5日しかないから、できれば直行便で行けるところにしたい。・・・となると行き先はかなり限られていて、ドーハ、アブダビ、ドバイが候補に挙って最終的に安いチケットが見つかったドバイに決定!
日本航空のPEXで運航会社はエミレーツ。
砂漠のホテルはアルマハリゾートというラグジュアリーなホテルにしました。
ホテルまでタクシーで40分くらいらしく。空港でタクシーを拾っても行けるらしいんだけど、ぼったくられても嫌なのでアルマハに送迎車を手配してもらいました。僕等の乗る飛行機をアルマハに伝えて手配完了。
短い夏休みをフルに活用すべく、金曜に会社を定時ダッシュして関空に直行して金曜深夜発、土曜早朝着という日程です。
エミレーツを利用するのは二度目ですが、中東系は豪華で良いですねー。大好きです。なにしろ映画がめちゃくちゃ豊富。アメニティグッズも貰えます。
予定通り5時頃ドバイ着。入国審査を終えて荷物をピックアップして出口を出るとプラカードを持った送迎の人達多数。
ふむふむ。僕等のお迎えはどこかな?
・・・どこかな?
・・あれ、いない。
迎えが遅れるなんてことあるだろうか?もしかして別の出口もあるのかなと思って周りを探したけど、ビジネスクラス用の小さい出口があるくらいで、そこには誰もいない。
送迎に来ている人に聞いてみると、アルマハの手配のドライバーはいつもだいたいこの辺にいるはずだと言う。
大声でアルマハの人いるかー?って聞いてくれたけど反応無し。
不安になりながら10分くらい待ったけどやっぱり来ない。
どうしよう・・・。するとお出迎えの人達の中に流暢な日本語を話す外国人男性を発見しました。
僕等とは全く関係ないけど、助けを求めました。
その方はインド人で日本人ツアーのコンダクターらしいんだけど、快くアルマハに電話をしてくれました。
アルマハ曰くドライバーは既に出口にいるらしい。
この辺にいるらしいから待ってれば大丈夫だよとのこと。
・・・5分経過。誰も来ない。
インド人のコンダクターが気にしてくれてもう一度アルマハに電話してくれました。
で、コンダクターの電話に出迎えドライバーが電話をくれることになりました。
数分後、ドライバーから電話。
なんと、別のターミナルに迎えにいってしまったらしい。
何となく理由が分かりました。僕等の便はJALとエミレーツのコードシェア。僕はアルマハにJALの便名を伝えたのですが、ここはエミレーツ専用のターミナル。おそらくドライバーはエミレーツ以外の航空会社が利用するターミナルに行ってしまったのでしょう。
ともあれ助かった。インド人のコンダクターに丁重にお礼を言って電話代としてチップをお渡ししようとしたら、随分驚いて「いやいやこんなの受取れないですよ。気にしないで。全然大丈夫」と満面の笑み。
本当に良い人だ。いきなり不安なスタートだったけど良い人に会えて良かった。世の中うまい具合に出来てる。
15分くらい待っているとドライバー到着。明らかに不満そうな顔。というか怒ってる。確かにコードシェアとかまでは伝えてないけど、そっちの落ち度でもあるだろ。コードシェアなんて今時あたり前だし、わざわざエミレーツの便名まで調べて教えてられないよ。
でも僕は気弱な日本人なので、笑顔でコードシェアだったから誤解があったみたいだねと愛想を振りまくと、
「そんなの聞いてない」
のひと言。
そりゃそうだよ。言ってないもん。そんなもんテメエで調べなよ。お迎えのプロだろ。コードシェアを知らないのか。だいたい手配してるアルマハはどうなってるんだ。結構高いラグジュアリーホテルなのにいきなりの不信感。
でも、気まずいまま1時間近くもドライブするのは嫌だなあ。
と思いながら送迎車に乗り込む時にドアを開けてくれたので
「シュクラン(ありがとう)」ってアラビア語で伝えると
「お、アラビックを話せるの?」
という感じで少し打ち解けた。いや、挨拶だけだよ。というと
「ご機嫌いかが」
とか、基本会話を教えてくれました。
もう少し打ち解けてみようと言うことで、
「ドバイの出身なの?」
と聞くと
「いや、パキスタン。・・・なんで?」
またやや不機嫌になってしまった感じ。
「あ、いやいやドバイって地元の人が少ないって聞いてたから・・」
となんとも変な会話。気を取り直して
「香水、良い香りだね。どこの香水?」
「アラビアの香水だよ。いい?ありがとう」
うん。機嫌直ったみたい。つーかなんでこっちが機嫌とらなきゃいけないんだ。
とやや悶々としていると、
「キャメルは好き?」
ときました
「??んー好きだよ」
「じゃあ、キャメルレースを見せてあげる」
!!なんだそれ。いきなりサービス満点になったな。
高速道路を脇にそれると、隣に競馬場のような施設が現れました。
いっぱいラクダが走ってる!ラクダってこんなに速く走るんだ・・・
結構感動!奥さんと二人でキャーキャー騒ぐ。多分10分くらいはしゃいでいました。待ちくたびれたドライバーがクラクションをならして、そろそろ行くよとのこと。
いやー面白い。もっと見ていたかったけどまあいいや。機嫌とった甲斐があったなあ(笑)
ラクダレース場からしばらく行くと砂漠地帯になりました。砂漠をしばらく進むとアルマハの敷地に入ってそこから10分位でレセプションに到着!
ドライバーさんはチップを渡すヒマも無いくらいあっさり帰っていきました。
レセプションから女性がお出迎えに来ました。
「空港でなかなか会えなかったみたいですね。どうしたんですか?」
「コードシェアだったからドライバーが違うターミナルに行っちゃったみたい」
「あー、なるほど。そうなんですか」
・・・いや、そうなんですかじゃないでしょ。ゴメンナサイじゃないの?
やっぱり日本のサービスって凄いなって思いました。日本のホテルだったらこんなに対等な態度じゃないと思います。
それが良いのか悪いのか分からないし、世界基準で見れば日本のサービスは異常にへりくだっているのかもしれないけど、日本人の僕はこういうちょっとした会話でちょっとモヤモヤしてしまいます。
それは多分ここが高級リゾートホテルだと言うのもあると思います。送迎車だってタクシー相場の数倍の値段を払ってるわけだし、それだけの値段をとるならそれ相応のサービスを期待するってもんです。
まあいいや。ちょっとカチンときたけど、レセプションは素晴らしいラグジュアリーな雰囲気でかなり期待が膨らみます。
まず、リゾートのシステムや食事とかアクティビティの説明を受けました。まだ僕等の部屋は準備中だから、レストランで朝食でも食べていて下さいってことになりました。
ということで早速レストランへGO!
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