ホテルで朝食を食べて、一息ついてからヴァチカン美術館へ。
僕ら夫婦は5年前にも行ったけど、システィーナ礼拝堂はもう一回見てみたいということで両親と一緒に僕らも美術館に行くことにした。
両親は初めてなので、みっちり夕方まで滞在。僕らは2回目なので、お目当てを絞って1時間半だけみて、午後はネクロポリス(サン・ピエトロ大聖堂の地下墓所)を見学する予定。
サンピエトロ広場を抜けて少し歩くと、早くもヴァチカン美術館の行列が見えて来た。5年前に来たときも随分並んだけど、今日はそれ以上に長い列。リソルジメント広場が最後尾だったから500mくらいあったんじゃないかな。
過密スケジュールの中、普通なら入館を諦めるくらいに長い列だけど、なんと今やヴァチカン美術館はオンラインで入場時間の予約チケットが買えるんです。予約さえしておけばこんな長蛇の列に並ぶ必要はないんです。
5年前はこんなに便利なものなかった。入場待ちしている人を横目に、予約チケットのプリントアウトを見せてさくっと入場。
両親の為にオーディオガイドを借りる。ちょっと待たされて10分くらいかかりました。
この時点で10時45分。僕らに残された滞在時間は1時間15分くらいしかない。
両親と別れて大急ぎで美術館を回る。ガイドによれば1時間30分見学コースというのもあるので、見て回るところを絞ればそれなりにちゃんと見れるかと思ったけど、甘かったです。もう広すぎてなんだか美術館を駆け抜けた感じ。
とっても失礼な美術鑑賞の仕方だった気がします・・・。
見たい美術品を予め絞って、見学コースも頭に叩き込んでました。
まずは絵画館。ラファエロ、ダビンチ、カラヴァッジョとかをもうほんとにさらさらーっと流す。もったいない。
次にラオコーンのいる中庭。
この辺は前回来た時の記憶がまだ残ってます。
今回は有名な作品とかじゃなくて、心にひっかかった作品をパシャパシャ撮ってみました。時代背景とか作者とか一切分かりませんので解説出来ませんが・・・。
中庭でちょっとゆっくりした後、長ーい廊下を早歩きで進んでとにかくシスティーナ礼拝堂を目指す。その間も至宝がずらーっと並んでいたはずなんだけど全部無視。1時間半コースなんてウソだと思いました。ろくすっぽ見られません。
システィーナ礼拝堂内は撮影禁止です。でも、時々隠し撮りをしている人もいるけど。
時々観光客の話し声がうるさくなると、係員がマイクを通しているわけでもないのに良く通る声で
「シーッ!」
と注意します。しばらくは静かになるけど、また5分くらいするとざわざわって感じになります。
5年ぶりのシスティーナ礼拝堂はやっぱり凄かったですね。15分くらい滞在したけど、外から入る光の具合で礼拝堂の雰囲気が随分変わります。
充分満喫してから礼拝堂を出ます。この礼拝堂からサンピエトロ広場にすぐに出られる出口があるので、そこから出ようとしたら、この出口はツアー客専用とのこと。
次に向かうネクロポリス見学の待ち合わせ場所はサンピエトロ広場の脇なので、ここから出られれば近道だったんだけど、しょうがない。また来た道を大急ぎで戻ります。
多分1km以上遠回りすることになりました。
結局1時間15分位で美術館見学終了。
ちゃんと見られたのは絵画館、ラオコーン、システィーナ礼拝堂くらいです。
ガイドブックによっては1時間30分コースとか書いてありますけど、そんなに短い見学は絶対止めたほうが良いですね。
最低でも3時間は確保することをお勧めします。
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