マサイマラで3泊するのはLittle Governors’ Camp。ここもアンボセリのトーティリスと同じようなテントキャンプなんだけど、ここはトーティリスよりもかなり冒険的。トーティリスは敷地が電線で囲われていたけど、リトルガバナーズは電線等の囲いや塀は一切なし。出発前は結構不安でウェブで色々調べたら、Resort&Safari(手配をお願いした旅行会社)の紹介ページで
「動物がテント施設に入ってくることもあり、たまに象があらわれることもあるようです。」
なんて書いてあってますます不安に。ゾウがあらわれることもあるって、それって売りなのかい??むしろネガティブな情報なんじゃないのかな・・。
マサイマラの滑走路からお迎えの車で10分くらいでリトルガバナーズ到着。
車を降りてマラ川をボートで渡ってキャンプに向かう。既に回りにはバブーンがいっぱいで緊張が走る。マラ川の渡しのお兄ちゃんも
「川にはカバとワニがいっぱいだよー。気を付けて(笑)」
ってどこまで本気か分からないことを言ってたし。
川を渡るとこん棒と鉄砲を持ったガードマンが付き添ってくれてキャンプのレセプションエリアに到着。・・・ホントに塀なんか全然ない。
ふと向こうを見ると、ゾウが歩いてる。そのゾウとこちらにはなんの境界もないもんだからいつそのゾウがこっちに向かってきても不思議じゃない。
キャンプに到着して、ウェルカムドリンクを飲みながらスタッフが滞在中の注意点を説明してくれた。まずは
「動物とかに襲われて死んじゃっても文句言いません」
的な宣誓書にサインをする。ちょっと緊張度アップ。
食事はテントサイトの中心にあるレセプションエリアで食事するんだけど、日没後はテントから出るときは懐中電灯で合図してレンジャーを呼んでからテントを出るように言われた。
と、まあ危険がいっぱいみたいに書いたけど、実際は最高のリゾートって感じです。動物が近づいてきた時によっぽど刺激しなかったら大丈夫。
このリトルガバナーズはサファリキャンプの草分け的な存在らしく。マサイマラだけでもGovernors系のキャンプは4つあります。ゲームドライブは1日3回もあるし、老舗で評判も良いことからBBCがガバナーズキャンプを拠点にして撮影をしたこともあるそうです。フェンスもないし、部屋には電気も通っていない。アフリカを体感できつつリゾート気分も満喫できる最高のキャンプ。トーティリスは眺めが良かったけど、リトルガバナーズの方が僕は好きだな。
チェックインを済ませて昼食までテントでくつろいでいると、イボイノシシの家族が目の前までやって来た。見た目は可愛いけどオスは鋭いキバを持ってるから危ないんじゃないかな?って最初は心配だったけどだんだん慣れていった。しまいには食事中に足下にイボイノシシがいてもノラネコが近づいてきた程度の扱いだったし(笑)
スタッフも上品で優しい人達ばかりだし、アフリカのワイルドさも体験できるし、高級リゾートも体験できるし、めちゃくちゃオススメ。
当然けっこうなお値段になるわけですが。
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