豊臣秀吉の菩提を弔う為に秀吉夫人の北政所(ねね)が建てたお寺。京都に遊びに来た友人が清水寺を見たいというので、清水寺に行くついでに寄ってみたんだけど、かなり良いお寺ですよ。個人的には世界遺産の清水寺よりも遥かに感動しました。
豊臣秀吉には特に思い入れはないけど、秀吉とねねを祀っていると聞くとちょっと興味がわきました。だけどそもそも「菩提」ってなんなのでしょうね?よく聞く言葉だけどちゃんとした意味を知らなかった。広辞苑で調べたら「死後の冥福」ということらしい。つまりここは秀吉の冥福を祈る為のお寺なんです。ということはお墓もあるのかと思ったら、お墓はねねのお墓だけ。
秀吉のお墓は諸説あるものの、死後間もなく徳川家に荒らされてしまって遺骨はどこかに無くなっちゃったっていう説が有力みたい。ということを高台寺の案内係の人が教えてくれました。
高台寺は各見どころに案内係がいて建物や当時の時代背景を説明してくれるのが凄く丁寧で印象的だった。説明してもらった中で一番良かったのは「開山堂」。開山堂の天井には北政所の御所車の屋根が使われていたり、当時の彩色がそのまま残っていて、とても威厳を感じます。塗り直されていない当時のままの壁の絵はやっぱり深みが違います。数百年の歴史を感じますよ。
洛匠の草わらび餅と高台寺、セットでオススメです。
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